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[30] こんばんは 投稿者:風林 投稿日:2024/06/29(Sat) 22:48  

今回は俳句がうまくつくれず、欠席しました。
でも感想を書きたいと思います。

滴りの甘露一滴山の神  山椒魚さま

この句を読んで、宇治の山々で栽培されているお茶を思い浮かべました。

お茶の中でも煎茶が特に好きで、
今夜は、お風呂上がりに冷たいアイスクリームと熱い煎茶を頂きました。

長年、夜は甘いもの禁止!としていたのですが、

タクシーのおじちゃんに聞いた、
「金沢の人はよくお風呂上がりにアイスを食べる」に挑戦してみたのです。

リラックスできました。こういう楽しみ方があると知って良かったです。



[29] すみません 投稿者:おるか 投稿日:2024/06/21(Fri) 08:22  

このところ忙しくてなかなか感想が書けずにおります。

少しづつでも書いていきたく思っております。


[28] いえいえ 投稿者:おるか 投稿日:2024/06/17(Mon) 16:03  

九鼠さん

御お忙しかったのかなー、と考えておりましたが、何でもなかったのなら良かったです。

実は、私も先だって、句会に遅刻しました。うっかりミスです。そういうこともございます。私だけでもないのだと内心、ほっとしたくらいです。

どうぞお気になさらず。ご感想などお書きいただけたら嬉しく存じます。


[27] お詫び 投稿者:九鼠 投稿日:2024/06/17(Mon) 12:23  

日を間違えていました。パソコン開けて、今、はっと気がつきました。
おるかさん、連衆のみなさん、ご迷惑をおかけしました。ごめんなさい。


[26] 感想 投稿者:KUMI 投稿日:2024/06/17(Mon) 10:26  

◎13 廃線のそののちのこと遠蛙
JRの廃線が続いています。首都圏なのに故郷に近い路線も山合いの方は終わるとか。今頃は路線を囲む田んぼは蛙の大合唱、来年からは電車の音を気にせず、心おきなく鳴ける、とはいえ・・

〇2 墓苑暮色ヴオンヴオンと牛蛙
心にひびく牛蛙の鳴き声、成仏出来ない人の声のような。
〇20 山裾に水をうちたる東山
ぱっと浮かんだ光景は、京の街を襲った夕立でした。雄大なる打ち水です。
〇23 蛇どもを喰らえ蛙の大合唱
蛙を呑み込んだ青大将、子供の頃のゾッとする光景でした。蛙よ、今こそ仇討ちの夜。
〇33 いつまでも算数苦手ソーダ水
懐かしい味、その青春の頃はまだ消費税がなかったから、ちょっとだけ簡単でしたが・・



[25] 感想 投稿者:洗濯機 投稿日:2024/06/17(Mon) 00:38  

◎13 廃線のそののちのこと遠蛙
遠蛙=語り手とします.
今ある現線を目にしつつ,廃線になった将来の状況を描くのか.
かつて活躍していたこの線の活況を懐かしみつつ,
廃線になってしまった現在を空虚として悲しんでおられるのか.
時間が二重に重なります.複雑な時制です.
また,遠蛙はこの二重の時間の中で,不変な存在とも見えます.
不思議な時間の重なり合いが味わい深いです.

○10 谷戸深し子どもの声の日向水
山深い峡谷の村です,直に流れに体を触れるのは,冷たすぎる.
日向水にされたのは,村の住人か,子供たち自身か.

○20 山裾に水をうちたる東山
東山に屋敷を建て,造庭されたのは明治期の人物たちだとか.
彼らにとってはまさにこの句のような思いだったのでしょうね.

○26 岩清水米寿をきなに沁みわたる
「米寿をきな」=「米寿翁」とわかり,納得しました.

○33 いつまでも算数苦手ソーダ水
小生は算数・数学に難儀したことはありません.
しかし算盤はだめで,一桁の暗算で退学しました.



[24] 結果発表! 投稿者:おるか 投稿日:2024/06/16(Sun) 23:01  

水族館句会六月

兼題  蛙  水



◎◎◎〇〇〇13 廃線のそののちのこと遠蛙   真里子
◎◎〇〇29 たましひを抱へて眠る水芭蕉   露花
◎〇〇〇12 夜もなほ明るき村よ田水張り   KUMI
◎〇3 牛蛙鳴いて卒塔婆の暮れ残り      ともこ
◎〇5 迸る半島の夏蛇口から          山椒魚
◎〇14 一隅や柿の葉裏の雨蛙       九鼠
◎〇30 牛蛙去年の夢に戻りけり        織女
〇〇〇2 墓苑暮色ヴオンヴオンと牛蛙     九鼠
〇〇〇24滴りの甘露一滴山の神       山椒魚
〇〇〇33いつまでも算数苦手ソーダ水    真里子
〇〇8 水少しひかりて羽黒蜻蛉かな    真里子
〇〇18 雨蛙渡して女子に嫌はれて     KUMI
〇〇20 山裾に水をうちたる東山        織女
〇〇23 蛇どもを喰らえ蛙の大合唱    水種
〇〇28 極楽を見てをるやうな雨蛙    露花
〇〇32 水汲みにきて暮れ涼し杉木立     ともこ
〇9 合唱を離れた庭のアマガエル     水種
〇10 谷戸深し子どもの声の日向水      織女
〇11 皓々と琴座のかしぐ遠蛙          おるか
〇16 風に乗る河鹿の声の峠かな      案山子
〇17 水やりは挿し木の命浅き夏      案山子
〇21 水馬池の底まで届く声         洗濯機
〇26 岩清水米寿をきなに沁みわたる      九鼠
1 水遣ふ人あてゝゐる夏布団      洗濯機
4 水を売る機械は無用心太         洗濯機
6 割れ甕の水に虫湧く半夏かな     ともこ
7
15 蓮開く音まどろみの水たまり      おるか
19
22 夏の月大湖の口を抜ける水      おるか
25 雨蛙折って弾ける小児棟          山椒魚
27 水面にも届かぬ苗の多きこと       案山子
31 黄昏や小窓に飾る水中花         露花
34 滝の水纏ひ行者の行つづく     KUMI
35 網戸抜け忍び寄りたる脱水症       水種




[23] 感想 投稿者:露花 投稿日:2024/06/16(Sun) 22:59  

◎ 5 迸る半島の夏蛇口から
字題の「水」が入ってなかったので特選に取るか迷いましたが、半島の夏と蛇口から出る水の力強さが心に刺さりました。震災で一番復旧困難だったのが水道なので、蛇口というワードに納得感がありました。

◯ 2 墓苑暮色ヴオンヴオンと牛蛙
◯ 3 牛蛙鳴いて卒塔婆の暮れ残り
2、3が同じ作者と思われたので連作として読みました。牛蛙と墓所の取り合わせがユーモラス。

◯ 8 水少しひかりて羽黒蜻蛉かな
羽黒蜻蛉は一度は見てみたい可憐な蜻蛉です。影のように黒く糸のように細い胴体が僅かに水に触れた時のきらめきを表現しています。

◯ 13 廃線のそののちのこと遠蛙
田舎の方は電車の本数が減らされたり廃線になったりとわりと切実に感じます。廃線のその後の話は蛙が物語ってくれています。


[22] どうも 投稿者:おるか 投稿日:2024/06/16(Sun) 21:52  


今回は、とても良い句がいっぱいですね。選句に悩みました。


[21] 選句です。 投稿者:おるか 投稿日:2024/06/16(Sun) 21:50  




◎30 牛蛙去年の夢に戻りけり


〇5 迸る半島の夏蛇口から
〇12 夜もなほ明るき村よ田水張り
〇13 廃線のそののちのこと遠蛙
〇29 たましひを抱へて眠る水芭蕉