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[352] 無を翻して 投稿者:山椒魚 投稿日:2025/03/24(Mon) 17:40  

「無を翻して」うーむ、どういうことかなと結構考えました。無限とか永遠とかがとかく好きな私しですので楽しい時間が持てました。これからもよろしく感想お願いします。


[351] 感想ですV 投稿者:oruka 投稿日:2025/03/24(Mon) 02:18  



15 つばくらめ帰りなんいざひのもとへ   右陣平さん

「田園まさに荒れんと」してますけどね。
言われてみると確かに渡り鳥は、どちらに向かうときも帰る気持ちなのかもしれませんね。「帰りたい」という切実な気持ちがこみあげて飛び立つのでしょう。さもあろう、とおもいました。


17 肌一枚一日分の春の水          洗濯機さん


作者の御自解を拝読してから感想を書くのも気が引けますが、私の一読して思ったイメージは、

 人間とは一枚の肌で包まれた水風船のような存在です。世界と自分を分けているのはただ肌一枚。その内なる水も日ごとに循環して春ともなれば春の水である。そういうことか、とおもってました。




24 つばくらめ今朝早起きが二軒増え      洗濯機さん



私は寒がりなので、冬の間は朝お布団から出るのが億劫でしょうががありません。朝の燕の声とともに起き出しても、平気になった。ああ春だ!という感じなのでしょか。いいなー、
私には、早朝はまだ寒いですけどね。





5 詩人らの黄泉平坂春の雪          織女さん



なんだかこの冬は訃報が多い気がしましたね。谷川俊太郎氏も亡くなられてしまったし。黄泉平坂に詩人を送る如く春の雪がしらじらとふりつづいているのでしょうか。哀しくも美しい。谷川俊太郎の新作がもう読めないとはさびしい限りです。





[350] あらら 投稿者:oruka 投稿日:2025/03/24(Mon) 01:44  

先の書き込みの山椒魚さんの御句の感想がおかしなことになっていました。

22 西の茶屋つばくろの巣に三味の音      山椒魚さん


随分前に西の茶屋で句会したことがあります。すっかりきれいに整備された東の茶屋街とは【多しょう趣を異にして、昔ながらの印象でした】。どこからか流れてくる三味線の音、素早く【無→身】を翻して飛ぶ燕、花街らしく柳などが【芽吹いて揺れて】いるのでしょう。一幅の絵のようです。

【 】内が抜け落ちていました。意味不明ですみません。


[349] なるほど 投稿者:oruka 投稿日:2025/03/24(Mon) 01:37  

織女さん

なるほどそういうことでしたか!実はその後本は読んだことがなくて、わかりませんでした。「太郎物語」ですか。
ありがとうございます。図書館で見てみます。


[348] 太郎のスープ 投稿者:織女 投稿日:2025/03/23(Sun) 13:22  

感想をありがとうございます。
どう解釈されてもかまわない俳句ですが、
たまたま曽野綾子さんが亡くなったばかりでした。
曽野さんの太郎物語が好きでよく読みました。そこにスープを作るところがよく出て来ました。庭のローリエを摘んでスープに入れていたようなところがあったと思います。我が家でも男の子を育てていたこともあり、印象に残りました。
ありがとうございました。



[347] 感想ですU 投稿者:おるか 投稿日:2025/03/23(Sun) 01:41  



10 短編集読み上げ春の水とゐる       洗濯機さん


大河小説という言い方があるくらいですから、短編小説に似合う流れと言えばさらさらと軽快に流れる小川かな、とおもいますね。
 春の水というとなんとなくゆったり、静かな水面を思い浮かべますし「ゐる」からには、あまり動きが激しいと違うような気がしますけど。
おそらく短編集を読みふけって様々なシチュエーションをめぐって気持ちがうごいたのでしょう。よほど良い短編集だったのでしょうね。

短編の名手と言えばだれかなー。 
芥川龍之介、エドガー・アラン・ポー、カーソンマッカラーズなんかも、かなり人が悪い感じがしますが、どれも舌を巻く展開ですよね。個人的にはボルヘスが一番好きかな。



16 喉赤きつばくろの声塋域に      おるか


斎藤茂吉に

喉(のんど)赤きつばくらめふたつ屋梁にゐてたらちねの母は死にたまふなり  斎藤茂吉

という有名な一首がありますね。燕の赤い喉を見ると必ずおもいだします。





18 燕来て古巣つくろふ売一軒      ともこさん


フフ、なんとなくユーモラスですね。軒に燕の巣のある家が売りに出されていたとまで考えることもないのでしょう。とある静かな街並みの風景。





22 西の茶屋つばくろの巣に三味の音      山椒魚さん


随分前に西の茶屋で句会したことがあります。すっかりきれいに整備された東の茶屋街とは多どこからか流れてくる三味線の音、素早く無を翻して飛ぶ燕、花街らしく柳などが結えているのでしょう。一幅の絵のようです。



11 つばくらめ太郎のスープ香るかな      織女さん


洗濯機さんのご感想のように、雪の降りつむ中に睡る太郎と次郎がお目ざのスープを夢見ている、とかんがえるのはたのしくかわいらしいですね。
私も自分が知らないだけで、「太郎のスープ」という有名な作品があるのかな、とかなり考えました。

燕と取り合わせてあるから、朝のスープっぽい?燕の巣のスープじゃないでしょうね。


[346] どうも 投稿者:おるか 投稿日:2025/03/22(Sat) 09:33  

ともこさん

ああ、味真野ですか。いいなまえですね。越前市の辺りは国府でしたね。催馬楽に


道の口武生の古府にわれありと親に申したべ心あひの風やさきむだちや



の歌がありますね。古様の響きがいい歌ですね。

催馬楽には

あさむず「麻生津」の歌もありましたね。

あさむずの橋をとどろとどろと降る雨のふりにしわれを…云々

「ふりにし我」をいうためにずいぶん長い前置きですが、、よほど言いにくかったのか、それともレトリックですよ、と紛らわしたかったのか。

前出の家持の橘の実の歌は高岡市のあたりでした。北陸路には万葉の旧跡がたくさんありますね。


[345] 万葉の野 投稿者:ともこ 投稿日:2025/03/21(Fri) 21:11  

ご感想ありがとうございます。

水鳥の句は、見た景色をそのまま詠んだのですが、おるかさんや洗濯機さんのご感想を読んで、私の方が驚きました。
ありがとうございます。

万葉の野は、あまり知られていませんが、福井県越前市味真野(あじまの)地区です。
中臣宅守が平城京から越前に流されたとき、恋人(妻かも)に詠んだ歌が、
「塵泥の数にもあらぬ我が故に思ひわぶらむ妹がかなしさ」です。
飛鳥と違い、全国どこにでもあるような、ごく普通の田舎です。



[344] 感想です 投稿者:おるか 投稿日:2025/03/21(Fri) 01:55  



14 水鳥の水輪ねじれて冴返る   ともこsann


水輪は同心円で、円とは中心から円周までが等距離である,とかなんとか単純に思い込んでいました。しかし、ねじれる。言われてみればその通りです。自分の考え方がいかに硬直しているか気づかせていただきました。
「冴え返る」という、繰り返しの中に不均衡をはらんだ緊張の感じられる季語との取り合わせも絶妙だと思いました。すばらしいです。




1 ひるがへることの嬉しき初つばめ      九鼠

燕が来ていることに気づくとき、ああ、もう燕が来てるんだ、春なんだ、と嬉しくなります。燕自身も嬉しいんだろう、と自然に思いますね。
空間を切るような素早い飛翔を「ひるがえる」と表現したところもさすがです。なんの構えたところもない素直な表現の中にも、たくさんの句を作ってきたうえでのさりげなさが感じられます。




7 いいちこを弘法水で割る彼岸      右陣平さん


彼岸会の法要のお斎の光景とも考えられますが、個人的には、温かな日差しの中、とある一日のおだやかさを味わっている心境かな、とおもいました。暑さ寒さも彼岸まで、とよく言いますが、本当ですね。

いいちこ、って良いネーミングですね。





12 吡め神の辛夷の水を上ぐる音       おるか


文字化けしてますが、吡、そして口偏に羊の「め」でひめ神にしたかったんです。姫神ですと姫神山地と思いますものね。白山吡め、菊理媛様の山懐の巨樹の辛夷です。






9 下戸二人炭酸水で花見酒           右陣平さん




 ハハハ、はたからみるとシャンパンでも開けてるお洒落な花見みたいだけれど、実は…、というわけですか。落語の長屋の花見だと、薄〜いお茶とたくあんで、お酒と卵焼きのつもり。「そんなぼりぼり音立てて卵焼き食うな」なんていってるのが愉快でしたっけね。

お水はおいしいですよね。金沢には氷職人さんの作る素晴らしい氷がありますが、私もそれを入れると炭酸水で十二分に満足できます。




13 光秀を称ふ丹波や水温む       九鼠さん





戦国の時代でなかったら、明智光秀は、きっと素晴らしい名君であったことでしょう。時代というか、めぐりあわせというか、それはえらぶことができませんが現在に至るまで称えられているのですね。

丹波という土地柄を、存じませんが、きっと穏やかな水ぬるむ風光明媚な土地なのでしょう。京の都からも近いから、文化的でもあったのでしょう。行ってみたくなります。







23 虎杖に滲む血の色水のいろ    九鼠さん


虎杖は山でよく見かけます。芽立ちはアスパラガスみたいで、食べてみようかな?とおもいますが、酸っぱいのですってね。

茎や葉に濃い赤い色が走っています。血の色水の色と畳みかける勢いに、虎のイメージも重なって、おもしろい。



2 放浪の妄想燕を眺める           水種さん


独り言をつぶやくような語調が、実感をもってせまります。

誰しも放浪を夢見ることはあるでしょう。


世の中を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば  山上憶良


万葉の時代でもお役所努めは大変だったんですね。
燕は同じ巣に戻ってくるというわけでもないらしいけど、渡り鳥もそうとう大変そうですしね。




4 万葉の野の水駛し雪の果           ともこさん



万葉の雪の歌といえば大伴家持の


この雪の消残るときにいざゆかな山たちばなの実の照るも見む  大友家持


が思い出されます。越中での歌ですね。雪に映える橘の見の赤さに心惹かれるところが、まだ雪が珍しい都の人っぽい。
飛鳥の辺りでも雪は降ったことでしょうが、万葉の野というと、阿騎野あたりでしょうか。若いときはよく歩いたものですよ。ああ往時茫々。



[343] うわっ 投稿者:おるか 投稿日:2025/03/20(Thu) 01:59  

書き込み消しちゃった!

やっぱりまだパソコンがおかしいのか。単に自分がケアレスなだけか。後者ですね。

せっかく書いたのに…。


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