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[2104] 兼題発表! 投稿者:おるか 投稿日:2023/12/04(Mon) 21:48  

十二月の兼題は

 耳当て(耳袋) と 鮫

作ったことのない季語を選んでみました。
何かとせわしない師走ではございますが、お投句、お待ちしております。


[2103] 感想X書き直し 投稿者:おるか 投稿日:2023/11/23(Thu) 00:18  


5 お会式のあとは淋しき鬼子母神       九鼠さん

詳しい来歴など、良く存じませんが、日蓮上人の忌日を修するお祭りなんですね。万灯や纏、桜の花を模した華麗な燈明が練り歩く美しい会式のようですね。

それが終わればもう冬に入ってしまう。寒くつらい冬になる前の、最後の華やぎって感じなのかもしれません。鬼子母神も不意に心寒くなることでしょう。共感しました、





9 茶の花や爪先を上げ腕振つて        芽茶さん


お茶の花に関しては、ひめやかで、奥ゆかしくて云々という雰囲気の句が多い中で、元気いっぱいな感じが印象的です。
今まで、誰も言ってないことを言って(書いて)やろうとお考えになるのは自然ですが、なかなか難しい。それでも、意外な取り合わせや新しい表現を探るのは楽しいですね。



11 お茶の花咲きほこつてもいゝんだよ    洗濯機さん



たしかにそう言ってやりたい奥ゆかしさです。丸くて玉のような蕾も可愛い。






あの頃の暑さ忘れるお茶の花       案山子さん


今年の夏は特別に暑かった。さすがに私も仕事が全く止まってしまって、「寄る年波には勝てない}とつくづく思いました。

お茶の花は、そんなことなど知らぬげに咲きこぼれてる。この、今という時間を十全に生きているのでしょう。ひそやかだけれど存在感があります。

お茶の花、良い花ですね。




[2102] すみません 投稿者:おるか 投稿日:2023/11/22(Wed) 10:58  

すみません。
感想の中に
漢字の変換がおかしいところがたくさんありました。

感想を書き終えて、最後に投稿するときに、また変わってしまうらしいのです。

意味不明な文言がありますね。失礼いたしました。今夜にでも書き直ししたいと思っております。


[2101] 感想です。X 投稿者:おるか 投稿日:2023/11/22(Wed) 01:31  



5 お会式のあとは淋しき鬼子母神       九鼠さん

良く存じませんが、日蓮上人の忌日を修するお祭りなんですね。万灯や纏、桜の花を模した華麗な燈明が練り歩く美しい会式のようですね。

それが終わればもうはに入ってしまう。寒くつらい冬には入間円最後の華やぎって感じかもしれません。鬼子母神も不意に心寒くなることでしょう。共感しました、





9 茶の花や爪先を上げ腕振つて        芽茶さん


お茶の花は、ひめやかで、奥ゆかしくて云々という雰囲気の句が多い中で、元気いっぱいな感じが印象的です。
今まで、誰も言ってないことを言って(書いて)やろうとお考えになるのは自然です。意外な取り合わせ新しい表現を探るのは楽しいですね。



11 お茶の花咲きほこつてもいゝんだよ    洗濯機さん

たしかにそう言ってやりたい奥ゆかしさです。丸くて玉のような蕾も可愛い。







あの頃の暑さ忘れるお茶の花       案山子さん


今年の夏は特別に暑かった。さすがに私も仕事が全く止まってしまって、「寄る年波には勝てない}とつくづく思いました。

お茶の花そんなことなど知らぬげに今やsきこぼれてる。

お茶の花、良い花ですね。


[2100] 感想です。W 投稿者:おるか 投稿日:2023/11/22(Wed) 00:48  



24 齢ふたつとつて落ちるかお茶の花       洗濯機さん


古今集に
年のうちに春や来にけりひととせを去年とやいわむことしとやいはむ

と、いう在原元方のうたを思い出します、
お茶の花は、この辺りではちょうど今咲いていますが、新年になっても咲いている花があるのでしょうか。
二つも取ってしまった齢のおもさに散るのかもしれませんね。割とコロッと落ちてしまうお茶の花のあっけなさと齢を二つ採るという意外性の取り合わせに淡く揺蕩う情感が、美しいと思いました。








[2099] 感想です。V 投稿者:おるか 投稿日:2023/11/21(Tue) 03:04  



8 今生のものらあつまるお茶の花      九鼠さん


 「今生のものら」って、何でしょう。なんとなくわかる、気がするけど、 
例えば、微笑みとか?
昼寝してる猫の一人ゴロゴロとか?古いクリスマスカードとか?モーツァルトのヴァイオリンのアンダンテカンタービレとか?
わたしは来世があるとは思っておりませんが、もし仮に天国に行けたとしても、そういうものがないと、きっと味気ないことでしょうね。お茶の花は、確かに良い花ですね。




10 おほかたはゐぬ人のフィルムお茶の花    洗濯機さん

たしかに、そういうことも多いですね。個人のフィルムで、身近な方が楽しそうに笑っているご様子とか、、今は立派な大人になられた方がよちよち歩いてくるかわいらしい姿とか見ると感慨深いものです。
古い映画で俳優さんが皆故人でいらっしゃるのも泣けます。

 あるときはありのすさびに憎かりき亡くてぞ人は恋しかりける

げんじものがたりにもいんようされている「古歌」ですが「ありのすさび」って言葉がいいですよね。


亡くてぞ人はこいしかるべき  たしかに。  


お茶の花が、似合いますね。






12 神渡出雲に向けてゴッと吹く      水種さん


まるで一息に吹っ飛ばしてしまう勢いでふく神渡。吹っ飛んでいく神様たちが目に見えるようでおかしい。あ、でも神様たちって人間の恰好をしているものなのかな。

まぁそうでないと、たとえば妖怪小豆洗いと小豆の神様はどう共存しているのかわからないですよね。




15 全盲のピアニストの音神の留守      案山子さん


視力に障害があると、音を聞き分けたり聞き覚えたりすることに、優れてくる、というのは、何となくわかります。けれど、まったく見ないで正確に打鍵するのは、神業ですよね。
私もYouTubeで辻井伸行氏の演奏を見ましたが凄かったですね。たしかに指というか手の位置が目の見える人よりやや低い感じがしますが、その位置からあの強さで打鍵するのはすごいと思いました。

神様は留守でも神業はある。




18 神の留守笑へ笑へとはやさるる       織女さん



耳学問で、ちゃんと調べたわけではないのですが、「笑」という字は巫女が神を迎えて喜びに手を挙げて舞う姿であるとかききました。「笑い」とは神への捧げものなのかもしれません。

神の留守に笑へとはやされるのはそうなると、ちょっと大変かもしれませんが、さりながら、笑う門には福来る。神々も明るい笑いを見そなはしたまふことでしょう。





21 神の留守昭和歌謡を弾き語り       真里子さん


神集う出雲では神在月、には、あまり大騒ぎしないようひっそりと静かに過ごすと聞きました。神さまの留守の地域では、別に歌舞音曲が禁じられるわけでもないのですから、遠慮なく好きな歌を歌える。


神様がいる時は、遠慮してるのでしょうか。




22 金髪に白無垢を着たお茶の花       水種さん


与謝野晶子の短歌に

浅草寺御堂に拝むかきつばた階(きざはし)下るそのかきつばた

という一首がありますが、この「かきつばた」はカキツバタの花のような粋できりっとした女性の姿でしょう。よっぽどかっこよかったんでしょうね。 

金髪に白無垢姿、とはお茶の花の形容かもしれませんが、お茶の花のように奥ゆかしく気品のある女性かも知れない。そう考えた方が面白そうですね。

 







[2098] 感想です。U 投稿者:おるか 投稿日:2023/11/20(Mon) 01:49  



1神の旅木曽山系を風伝ひ          芽茶さん


木曽、というといかにも丈高い木々が生い茂っている感じがします。そんな深い山林を風が動いている。神秘的です。
参詣を伝うかのように吹き渡る風に、旅する神々も、きっと乗ってゆくのでしょう。神の旅という不思議な季語も、生きている。大景をとらえて、しかも大味にならない。細みのある表現が素敵だと思いました。




14茶の花の仄と親しく詩人の句      真里子さん



好きな句でした。詩人てだれのことかな、と考えるのが楽しいですね。

高橋睦朗だったら、俳句も短歌も、評論もオールOKでいらっしゃるし、吉岡実の若き日の俳句は後の詩の言葉の彫琢に影響を与えたろうと思います。

あ、宗左近も凄い。安東次男も芭蕉七部集の研究など毎回読み返すたびに感心しちゃいますし。
明治時代の文学者は俳句も一とおりこなす方が多いですしね。

う〜ん、しかし、仄かで親しい」とは、あまり言えないような…。

詩人の特定には至りませんでしたが、お茶の花は詩よりも俳句に似合うような雰囲気かも知れないと思えてきました。




13野良猫に後を任せて神の旅      案山子さん



猫さんなら立派にお留守番してくれそうですね。
じっと虚空を見つめて旅ゆく神々のお見送りしてるのでしょうか。


猫という生き物は、人間と長いこと一緒にいるけど、野性を完全に失わないところが魅力的です。人間をよく観察しているようでもあります。
八百万の神々より、怖い監督官になりそうです。






[2097] 感想です。 投稿者:おるか 投稿日:2023/11/19(Sun) 03:13  




16 緑青を噴く神将の冷ゆるかな    九鼠さん


銅製だったんですね。
様々の武器を携えて厳めしい神将の像に、緑青がふいている。「噴く」という字によって、それがあたかも神将の内面からこみあげてきたものであるかのようにかんじられます。
緑青が、人間の愚かさに、怒りつつ悲しんでいる心象の色のように思えてきます。冷え冷えとした大気の中に、永遠に戦いのポーズをとる神将達よ、寒かろう。





4 神留守の砂の白さに遊ぶ子よ     織女さん


「国破れて山河在り」じゃないけど、神様がいなくても、この国の渚の砂は白く美しい。白砂清松、の風光を日本人がどんなに愛してきたか。晩秋の光の中、渚に遊ぶ子供たちの姿は永遠の現在のよう。「神の留守」という言葉が生きて、実に深い味わいです。





23神の旅分水嶺に雲湧きて         芽茶さん



私も分水嶺というところに、なぜか惹かれます。不思議ですよね。その山巓に分けられた水は「割れても末に逢ハムとぞ思う」というわけにはいかないんですね。
その峰に雲が湧いている、その山にいまします神が雲に乗って旅に出られるかのよう。
山歩きをなさるとそういう景色に出会えるのでしょうか。いいなー。見てみたい。




3 「神田川」の前奏昭和の冬景色     真里子さん



あー、ありましたね、そういう歌。 冬の歌だったんでしたっけね。でも前奏なんてまるで思い出せませんが。
フォークギターの前奏なんでしょうか。あの時代は。みんなギターをもって、それぞれ自分で曲作ったりしてたもんですね。良くも悪くもアンプラグドな時代でした。
先日、何年振りかで神田の古書店街など歩きましたが、昔よりどこもきれいになってました。作曲も、お絵かきも、指に胼胝なんて作らなくてもできる便利な時代です。素人っぽく、ださくてわびしい昭和も多少懐かしい気はしますが、偏見や差別はだいぶ減ってきましたから、現在の方が、ましかな、という気もします。






6 追憶もついおっくうにお茶の花      水種さん



洗濯機さんのご感想にあったように、追憶さえも、また億劫に感じられるのは、たしかに老境の感慨ですね。私も昔を思い出すと自分の馬鹿さ加減にに居ても立っても居られない気分になって、疲れちゃいますものね。
お茶の花との取り合わせもひそやかで奥ゆかしい。

でも、作者が、ひらがなで「おっくう」と書いていらっしゃるのは、きっと「ついおく→つい おっくう」という地口なんでしょうね。でもこれだけ、しっとりした雰囲気だと、あえてダジャレにまぎらす含羞の表現とも思えてきます。
地口もここまでくるとなかなか品がありますね。お茶の花の功徳でしょうか。





2 神々の妻の気高し茶花垣          織女さん


日本の神話は太陽神が女性という世界的に見てかなり珍しいものですが、女神もいれば夫婦神もいる。ついでに男性神でも自分だけで子供が作れる。ついでのついでに、根の国から戻った伊弉諾尊は禊をして三貴神を生みますが、だったら、イザナミノミコトが火の神を出産したために死ぬことは無かったろうに、と不審におもいますよね。

 日本のように死んだ人間が神様になる(下手すると怨霊になる)国では人間の女性が、神々と結婚しますが、ギリシャ神話ではゼウスは人間の女性に次々恋をしますが、結婚はしない。妻の女神ヘラがコワかったせいばかりではなく、アルテミスとエンデュミオンのように、だめだったんですね。
 エジプト神話のオシリスとイシスは兄妹でした。同等の神威があって最後まで仲が良いのは兄妹神である場合が多いですね。さもないと猿田彦とアメノウズメみたいにだまし討ちで終わったみたいなことになるようですし。

東南アジアの神話に大洪水を巨大な竹の中にこもって生き延びた兄妹が新たな人類の始祖になったという物語があるそうですね。いぜん、わたしは竹取物語のかぐや姫が地上に流された理由の罪は、その竹に入って生き延びた兄妹の流れで、近親相姦であろうと考えたことがあります。
しかし、神々の世界では近親相姦は別になんでもない事のようですから、ちがいましたね。スサノオとアマテラスだって姉弟(なのかな?)で、関係があったわけですし。

ここまで書いて結局何が言いたいかと言いますと、神々の妻はお茶の花のようにひそやかで気高いのかどうか、私にはよくわからない、ということです。わっ神様、愚かな人間の私には、到底わからないということでございますから御怒りになられませんよう。神罰宛てないでくださいね!






[2096] 感想 投稿者:洗濯機 投稿日:2023/11/16(Thu) 22:30  

◎6 追憶もついおっくうにお茶の花
追憶というと,甘いとか,ほの悲しいとか,感情が
こもるものですが,それらは背景に退いています.
それを「おっくう」と表現するのはよく分かります.
「老境」ということなのかもしれません.

○1 神の旅木曽山系を風伝ひ
当県も春・秋は強い南風が吹きます.
地元の人は,山から吹き下ろすといいます.

○14 茶の花の仄と親しく詩人の句
これもちょっとずらした視点です.
具体的にどなたとかあるのでしょうか.

○16 緑青を噴く神将の冷ゆるかな
どこのものとか分かりませんが,緑青が「冷ゆる」に
ふさわしいと思いました.

○23 神の旅分水嶺に雲湧きて
これは「神の視点」でしょうか.大きな景ですね.
なにしろ神の移動ですから.


[2095] どうも 投稿者:おるか 投稿日:2023/11/16(Thu) 22:19  


選句とご感想、ありがとうございました。

今回も、良い句、面白い句がいっぱいでしたね。

寒くなってまいりました。皆様どうぞお体おきをつけくださいませ。


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