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[577] 選句です 投稿者:水種 投稿日:2025/12/16(Tue) 07:35  

◎ 14 狐火をステッキで突く老博士
〇 1 狐火のはなし祖父母の馴れ初めに
〇 5 九回の裏は一点春隣
〇 15 狐火や一つ二つ三つ四つ
〇 24 狐火と闇に紛れてゆく人と


[576] どうも 投稿者:おるか 投稿日:2025/12/15(Mon) 22:42  

狐火、私には難しい季語ですが、良い句ありますね!

感心しました。それでは選句よろしくお願いいたします・




[575] 水族館句会 投稿者:おるか 投稿日:2025/12/15(Mon) 22:35  

水族館句会十二月

兼題  狐火  数字【一でも千でも)


1 狐火のはなし祖父母の馴れ初めに
2 狐火や今日見し木の名書きをれば
3 狐火や小さきものも夢のあと
4 零ありて帰る居場所の冬の星
5 九回の裏は一点春隣
6 狐火のそばに小さな子狐火
7 寒雲のちぎれて日射す千里かな
8 八百比丘尼塚藪椿落ちつづく
9 理詰めで語る狐火のつまらなき
10 母の見し狐火をまた語り継ぐ
11 狐火かと思へば彼の顔なりや
12 この冬の寒さにひとりだまされて
13 冬の風呂肩までつかり十数え
14 狐火をステッキで突く老博士
15 狐火や一つ二つ三つ四つ
16 狐火や色街尽きて田のにほひ
17 思ひ出のチーズはらりと十二月
18 字余りのやうな寒さよ一人とは
19 どの客も狐火のこと口にせず
20 狐火に励まされてや受験生
21 海風や陽を運びゆく十二月
22 鄙に雪狐火を道案内に
23 北吹くや漁り船震る湾一枚
24 狐火と闇に紛れてゆく人と
25 狐火や口笛吹けば揺るる闇
26 数え日や余り日を君に
27 ながらへてあふぐ一本冬桜



[574] 兼題発表! 投稿者:おるか 投稿日:2025/12/08(Mon) 23:31  

ここ数日、ネットに接続できなくて困りました。どうやら復活しました。
さて、今月の兼題は、ちょっとひねって

 狐火 と 数字(一でも二でも、千でも)

狐火なんて見たことありませんが。今まで、作ったことがない季語なので、挑戦したいと思いました。
それでは御投句お待ちしております。




[573] ジル・ドゥルーズ 投稿者:山椒魚 投稿日:2025/11/24(Mon) 18:16  

私も早速再読再読、おるかさんはなんでも良く覚えていらっしゃいますね。私は読んだことさえ忘れていることがあります。
拙句に本当に深い感想を頂きありがとうございました。


[572] あ、 投稿者:おるか 投稿日:2025/11/22(Sat) 23:12  


山椒魚さん

今年2025年はジル・ドゥルーズ生誕百年でしたね。それで忌日の11月4日に読んだんですよ。

凩や読むことが忌を修すこと  おるか

ちなみに季語はそれぞれの作者の忌日によって色々変えて使いまわしている一句です。ハハハ。



[571] どうも 投稿者:おるか 投稿日:2025/11/22(Sat) 23:01  


ともこさん

地の底の虫は蟻さんですか! なーるほど。かんがえつきませんでした。蟻さんの生活も大変そうですものね。



山椒魚さん


あ,ジル・ドウルーズの「スピノザ」読み返してるとこだったんですよ。小品ながら、実に美しい一冊ですね。


芭蕉も同時に思い浮かべていらっしゃるのは、素敵ではないでしょうか?
読者がそれぞれの「かの人」を思い浮かべることになるのは、それこそ自然なことでは?

前に書いてらした寒山拾得もそうかもしれないし、老荘系の人なんかみんなそうとも言えますもんね。



[570] かの人 投稿者:山椒魚 投稿日:2025/11/22(Sat) 14:29  

確かにかの人ではわかりませんね「神即自然」はスピノザのキャッチフレーズで私の好きな哲学者ですが、ちょうどスピノザと芭蕉が同時代の人だったもんでで勝手に「旅に出で夢は枯野のを駆けめぐる」を思い出し「かの人は」芭蕉になってしまいました。
こんなのだめですね。お恥ずかしいです。私も鬱々悶々としています。




[569] 鳴かず鳴く 投稿者:ともこ 投稿日:2025/11/22(Sat) 08:56  

いつも感想をありがとうございます。
「鳴かず鳴く」は、どこかで読んで印象に残っていた言葉で、あまり深く考えずに拝借してしまいました。

朝晩寒くなって草むらの虫の声が消えてしまった、でも地中では鳴かず鳴く蟲すなわちアリさんたちが忙しく働いているのだな、という単純な句です。

おっしゃる通り、紅葉かつ散るこの季節は、一年で一番好きな季節なのに俳句がつくれず、鬱々悶々としています。
俳句って正直ですね!?


[568] 感想ですV 投稿者:おるか 投稿日:2025/11/22(Sat) 00:02  


10 かの人は神即自然冬の月          山椒魚さん

うーん、「かの人」どなたでしょうね、スピノザさんですか?

「自然」を「じねん」とよめば仏教的な世界観に近づきますし、日本の八百万の神々もそうですが、アニミズム的な多神教的世界の神は、自然神、と言いますか、自然をいかに認識するかということの表現であるような気がしますし。

現代日本に生きていると、東洋も西洋も見えるので面白いけれど、広がりが大きすぎて特定が難しくなりますね。

14 神農祭張子の虎を笹に吊り        九鼠さん

張り子の虎、昔、お土産にいただいたことがあります。かわいい虎で、好きだったな!
少彦名命と神農の関係がいまいちよくわからなかったのですが、どちらも医薬の元祖に祖神であらせられるのですね。
虎と結びついたのは江戸時代のコレラの流行の折にはじまったことのよう。虎の威を借りて疫病退散をねあったのでしょうか。当時は切実な思いの込められていたことでしょうが、今は緑の笹に彩りよくかわいらしい縁起物として飾られている。良きかな、良きかな。


15 海に出て木枯し大吊橋を渡る        九鼠さん


うう、寒そう。そのうえ、大つり橋がはげしく揺れそうで怖い。広々した海に出て、凩が思いきり、吹きまわっているようなすごさです。
広大且つ、動きのある一句・


19 凩や恋の襟首入りきり           洗濯機さん

難しい。「恋の襟首」おもしろいですね、「襟足」ならありそうですが、「恋の襟首」という表現は初めて見た気がします。そのうえに「入り切り」うーんこれはどういことでしょうか、

恋する人のきれいなうなじに凩が吹き付けるというだけのことでもないでしょうね。恋の襟首は、どこに、なぜいかに,「入り切り」となったのでしょう。うーん状況が、わかりません。




20 凩や鳴かず鳴く蟲地の奥に       ともこさん


「鳴かず鳴く』虫とは、声なき声などのように、なにか鬱屈したものを抱いている心的状況の表現と考えられます、大地の奥底に鳴かずに何かをこらえている虫。その心はどれほどのことを抱えているのでしょう。凩の冷たさがひとしお冷たいですね。なんだか虫に同情を感じます。




6 神の旅大阪寿司のバッテラも          真里子さん

寿司といえば、 江戸前がおもいうかびますが、バッテラはいかにも大阪らしいネタですね。
神さまが御留守の間に、うまいもん食べたろ―って感じでしょうか。
バッテラたべたくなりますね。






21 凩や墓屋の隣マッサージ            洗濯機さん


死んであの世に行って、たまにお盆なんかでこの世に戻ってきたとき、かつてのなじみの街角などをぶらぶらしてみる。そんなとき、きっとこういう風景が一番懐かしいのじゃないでしょうか。ことさら美しい景色でも豪華な建物でもない、なんでもない町並みや、しょうもないこの世の風景が、一番泣けるのじゃないかしら。
そんなことを考えました。




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