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[80] なるほど 投稿者:おるか 投稿日:2024/07/25(Thu) 19:29  

洗濯機さん

意外なところに、粋なお店があったりするのはわけがある、というわけですね。なるほど勉強になりました。


[79] お礼 投稿者:洗濯機 投稿日:2024/07/25(Thu) 01:57  

14 「小橋通ふ」
いつもありがとうございます.
ご指摘の通りです.

わが市にも「色町」というのか「花街」というのはありました.
郡部にも,農業や漁業などの交易の盛んなところにはできており,
そのようなところは今でも,田舎には珍しい料理屋があったりして,
若い人はそれとは知らず使っております.

京都の祇園をまねたのでしょうか,小川に小橋が備えられているところが今でも残っています.
昭和33年3月31日以前は,ぞろぞろ男が行列していたものだと,わが近所の
バアさんたちが話してくれました.昔はみんな割とおおっぴらでした.
今は残骸ですが,その折りは川の水も流れ,はたるも舞っていたのかもしれません.

時々,往事の生き残りのような店が点在しているところもあります.


[78] 感想ですY 投稿者:おるか 投稿日:2024/07/25(Thu) 00:59  



15 夕立に温泉宿の傘ひらく   水種さん

温泉街を散策していると、夕立である。手にしていた傘を開くと宿の名がの入っていた。ほのかな旅情を感じます。
鄙びた温泉街の、多少安っぽい傘なのでしょう。肩など少々濡らしてしまったりする。そんなちょっとした不便さが、かえって旅らしいものですね。





21 広島で観光客らが橋涼み   水種さん

おしいな!私はいつも、「や、かな、けり」は大いなる感動を表す時につかうものだから、そうそう簡単に使うものじゃない、とか、ささやかな句材に使っても大仰すぎることになりかねない、等々と書いておりますが、この御句の場合はまさに、使いどころです。

広島や、でもって万感を込めて切れる。そして広島忌のあの夏、御遺体であふれるほどだったという川に、今は、観光客が涼んでいる。平和とは涼しいものか。思いの深い一句になります。「観光客らが」の「が」はいりませんね。

広島や観光客ら橋涼み  水種



「観光客の」でも良いかも。英語に堪能な方に往々みられることですが、複数形の使い方。観光客が数人いたら複数形使わないと正確じゃないとお感じになるかもしれませんが、日本語の場合、複数人いても「観光客」でいいんですよ。





26 見得を切るための架橋夏芝居   九鼠さん


御能の橋掛かりは深すぎて、私などの云々できるものではありませんが、歌舞伎の花道もとってもいい仕掛けですよね。観客は役者を近くで見られてうれしいし、舞台び構造が、急に深くなるというか。
その時だけの夏芝居の舞台も見えを切るための見せ場の支度が進んでいる。欄干に足でも掛けて大見えを切るのでしょうか。おひねりが飛びそうですね。



30 峡谷をつなぐ大橋合歓の山    洗濯機さん


新しい橋が出来たのでしょうか。それとも昔からあったのかな。峡谷の遥か中空を渡る大橋がある。その周りはねむの花の花盛りである。合歓の花の、ボーっとした色合いが優しく懐かしい。桃花源ならぬ、合歓の花源、というかんじですね。






33 夕立や近頃とんーと夏の風邪    山椒魚さん



「とんと」って、否定の言葉をとる言葉じゃなかったですか?「とんと聞かない」とか「とんとご無沙汰」といった具合に。
何か、私の知らない言葉ですかね。



[77] どうも 投稿者:おるか 投稿日:2024/07/25(Thu) 00:03  

山椒魚さん

絵を見て句を創りたくなることもありますね。ただ、絵のとおりを述べてもしょうがないでしょう?
俳画を書く時も絵を説明するような句を添えたら、付き過ぎで面白くないですからね。

ペテルブルグは行ったことありません。行ってみたいなー。不吉な印象の運河でも誰しもラスコリニコフになるわけじゃないですからね。泥中の蓮ソーニャもいるわけですから。



[76] 反省 投稿者:山椒魚 投稿日:2024/07/24(Wed) 06:03  

広重の夕立の浮世絵を見て一句。ところが思いがばらばらになってしまいました。橋の近くの小舟は筏でした。
白夜はペテルブルグです。運河にかかる橋が700あるそうです。一度観光で訪れましたが白夜は蒸し暑く運河は黒く、これでは「罪と罰」のラスコルニコフもおかしくなると。
この暑さで私の頭も少し混乱しています。








[75] 感想ですX 投稿者:おるか 投稿日:2024/07/23(Tue) 23:07  



7 隅田川小舟漕ぐ艪に夕立が   山椒魚さん

隅田川は桜の時期はもちろん様々なクルーズがありますが、艪でこぐ小舟ツアーとは凝っていますね!っていうか、これは、かつての隅田川を船で渡って楽しんだ通人、雅人、俳人(?)の姿を想像して御作りになったのかな、という感じがしました。もちろん想像で一句を作る事は蕪村だってだれだってしてましたから、別に悪いと言ってるわけではありません。ただ、、どうしても、いかにもそれらしい印象の句になりがちです。せっかく山椒魚さんが作るのですから、山椒魚さん以外の者には作れないものを作ってほしいと思うのです。



10 夕立や今から賑わふ跨線橋     洗濯機さん

鉄道をまたぐ跨線橋、そんなに珍しいものではありませんが,鉄道好きの人でなくとも何となく見下ろしてしまいますね。忙しげな現代の風景のひとつです。夕立が通り過ぎ、雨宿りしていた人も動き出し、時間的にも混み合ってくるその様子を眺めながら、

I had not thought death had undon so many

とかお思いになるのでしょうか。




11 錦絵の橋に夕立の尻からげ 九鼠


フフフ、広重かな。
絵の中の小さな人物が、驚き慌てたり、嬉しげに茶店に座ってたりするのを眺めるのは、楽しいものですね。別乾坤ののどかさがあります。 
夕立に慌てて裾を端折って走り回る人物はユーモラスですが、昨今のゲリラ豪雨ではそうもいかないでしょう。やはり失われた世界だからこそ、江戸の錦絵は格別にきれいないみえるのでしょうね。




13 橋数多運河錯綜白夜哉    山椒魚さん


白夜のある、運河の町というと、ハンザ同盟の女王リューベックでしょうか。バルト海の島の村々も美しいし、廃墟好きにはこたえられない教会遺跡とか山ほどありますもんね。行ってみたいなー。





[74] 感想ですW 投稿者:おるか 投稿日:2024/07/23(Tue) 01:12  



14 この小橋通ひし人や蛍飛ぶ    洗濯機さん


人家に近いところで蛍が飛んでいるというのが、今や貴重ですね。

東京でも、ほたる祭りをするところがありますが、大事にしてもらってだんだん増えてきているのかもしれません。


でも、何となく、小橋を足しげく通う人というのは、ちょっと昔の人、たとえば、断腸亭永井荷風とかそんな気がします。

 せんだって、三国湊に行ったとき、井原西鶴にも名を挙げられたという花街の辺りに「思案橋」だの「戻り橋」だのがありました。その昔の遊び人やら通人やらが、蛍を眺めながらわたった小橋かな、と想像しましたが、全然違ったらすみません。




16 部屋覗く二羽の鳥かな夕立後   風林さん


かわいらしいですね。おそらく小鳥なのでしょう。なんという鳥か知りたいけれど小鳥は名前を出すと季語になる可能性が多いので、兼題で季語があるときは難しいですね。でも、もう少し外見とか挙措など描写してもらうと、多分〇〇だろうとわかるんじゃないかしらとおもったり。



19 屋根の上仁王立ち鳥夕立風    風林さん


鳥が仁王立ちとは、面白いですね。夕立の風雨にま向かって鳥とはいえしっかり対峙していたのでしょう。なかなか気概のある、詩人の魂のある鳥ですね。

ボードレールが「アルバトロス」のなかで、水夫たちに慰み者にされているアホウドリに「詩人もこの空のプリンスと似ている。矢のように吹き付ける嵐を、ものともしないのに、地上に流謫されては、その巨人の翼が歩くのに邪魔になるだけなのだ」と書いてます。屋根の上で夕立にま向かうのは、何という鳥なのでしょう。



20 字小字短き橋に夏燕    真里子さん


口調のはきはきした音の印象が、夏燕の素早い動きに重なって見えます。日本語の響きが気持ち良い一句。



24 ビニル傘擲つほどの夕立かな    Rocaさん


もうとても傘を差していられないほどの夕立ちだったんですね。天候の激しさが、かつての情緒ある日本語をなげうたせることになりそうな昨今ではありますね。




27 折々の音の重なり夕立晴    真里子さん


夕立が去って急に明るく日が射してくる。そんな時の空の青は驚くほど深いですね。
夕立を物陰でひっそりやりすごしていた人も動物も、元に戻ってそれぞれの生活のもの音を立てて動き出す。当たり前のようにも思えるひとときの「音」をとらえて、特別な一瞬を切り取りました。



28 夕立がゲリラ雷雨にはなじらむ    水種さん



ハハハ、夕立さん顔色なし。内心「恐れ入りました」と土下座の気分かもしれません。
たしかに昨今の豪雨の凄さは梅雨の雨や夕立ち云々の語の適応範囲を超えてますよね。



世界を飛び回ってお仕事なさっているという水種さん。異常気象で危ないフライトにならないことをお祈りしております。

投句も選句も早くていらっしゃるのはお仕事の前に書き込んでくださるからでしょうか。

お忙しいのにえらいですね。わたしは夏バテで仕事の後で書こうと思うと、すでに体力切れになってる昨今です。ひとつ見習って仕事前の朝に書き込みすることにしようかと考えております。あ、でも、時差があるからなのかな?



[73] どうも 投稿者:おるか 投稿日:2024/07/21(Sun) 10:37  

ともこさん

ああ、天橋立でしたか。 そう考える方が一般的ですよね。
日本三景と言われるだけあって、まさに白砂清松、。あの砂嘴の途中に水のの井戸があったり不思議ですよね。
夜に、あの宙への道を渡ったらさぞや神秘的に美しかったことでしょうね。


[72] 橋立 投稿者:ともこ 投稿日:2024/07/21(Sun) 06:54  

9 橋立や松を境に梅雨の星    ともこ

ご感想ありがとうございます。橋立は、天橋立です。

7,8年前ですが、当時はまだ体力があり、対岸まで砂嘴を歩いて行きました。
白砂青松の上は、普通の青空だったように思います。

夜が更けて、松並木の上に月や星が見えたら綺麗だったろうな、と想像して詠みました。
加賀の橋立港にも、訪れてみたくなりました。


[71] 感想ですV 投稿者:おるか 投稿日:2024/07/20(Sat) 23:49  



25 丹の橋の大緑蔭に色褪せて   真里子さん

緑と丹の色でしたら、補色対比で鮮やかさが際立ちそうなのに、意外にも色あせている!この驚きが現場に立つ強みというものでしょう。

実際に風化して色が褪せてきたのでしょうけれど、大緑陰の緑の威力を強く印象づけます。
場所はどこかな。紀伊山地の丹生都比売神社か。




2 夕立雲夏バテ鳥や立ち尽くす    風林さん


鳥をよく観察なさっているから夏バテしているらしいと、おわかりになるのでしょうね。鳥の名前を出すと季語になってしまうことがあるのでおやめになったのでしょうけど、たとえば鴉等でしたらイメージがはっきり浮かぶのではないかという気がします。

それに「や」と入れる必要がなくなりますしね。

中七の終わりの「や」は、そこで切れるわけで、上五が「夕立雲」と遠景で切れているので五・七・五・が切れ切れになってしまう。それを三句切れといって、とくに伝統的な立場のはいじんの方方には、さけたいもとのかんがえるかたがいらっしゃいます

「夏バテ」と口語的ですから「や」はちょっと大仰な気もしますし、「夏バテ烏立ち尽くす」の方が作者の諧謔的な自画像のようにも見えて面白くないかな、などと愚考いたしました。





1 シナリオのやうな夕立さようなら    Rocaさん


何かあったんですね。そこに、まるで御誂えのように激しい夕立が降りかかってくる。さようならは去ってゆく相手に向かってつぶやいたのか,それまでの人生のドラマに向かって終わりをつげたのか。
「まるでシナリオみたいね」とシニカルを装うところが辛い…。





6 夕立晴悩みは橋によりかかり    織女さん


たしかに、悩みのある時、人は橋に寄りかかって流れを見るものです。

アポリネールの「ミラボー橋」など思い出されます。

あぽりねーるは恋に破れて死に場所を求めるように軍隊に入っちゃいますが、恋人だったマリローランサンも「動物詩集」で

「退屈した女より哀れなのは悲しい女」から始まって、より哀れな女をつぎつぎたどって最後は「死んだ女より哀れなのは忘れ去られた女」でおわる「鎮静剤」という詩を書いていますね。

それでも、「今までも多くの人が、こんな風に橋に寄りかかって、物思いをしてきたのだ」、とおもうと、なぜか少しだけ慰められる気もします。夕立晴ですから、少し明るくなってきた感じでしょうか





9 橋立や松を境に梅雨の星    ともこさん



御能関連の言葉か、とまたもやとんでもない読みをしてしまう前にお尋ねしますが「橋立」は地名ですか?そして天橋立ではなく加賀の橋立でしょうか?

橋立(つ)や でもないのでしょうか。

梅雨の星はやや雲のある中にあえかに輝く星なのでしょう。儚げで美しいです。夜の海を見下ろす崖の上の松も海より暗く見えるのでしょう。それに境され、区切られたように見える星々の淡い輝き。しおさいのなかにながめていらっしゃるのでしょうか。夜の海って怖いような気もしますが。




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