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[414] 感想です 投稿者:おるか 投稿日:2025/05/28(Wed) 01:01  



14 日に神楽笛の音闇にほととぎす ともこさん


日中、明るい間は人間の祭りで神楽笛の音が流れ、夜は夜でホトトギスの声が闇をぬって聞こえてくる。土地の神様か、妖怪たちの祭りなのか。などと想像したくなります。おもしろいです。


15 一つして同じ色なし緑立つ    山椒魚さん


そうですね。同じ枝の葉でもみなちがいますよね。緑は、美しいけれどあまりのパワーにたじたじとなります。
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18 いつまでも夕陽さす木々緑濃し   織女さん

すっかり日が長くなって、いつまでも暮れない今頃の時節。夕日に金色に輝く木々。美しい。遺憾壮麗なソロモン神殿も、夕照の緑の木々の壮麗にはかなわないことでしょうね。
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21 夏燕緑のおばさん待機中     真里子さん


緑のおばさんがさっと手をあげると、燕も空で道の上を滑空するのかな。元気よく素早い燕のイメージが浮かびます。



23 決算期目には緑帳簿は赤  水種さん

決算期というと四月ごろ、と、いうことでしょうか。緑の季節ですから、決算期まで言わなくてもいいのでは?

木々緑帳簿の赤が目に沁みる  とか。



28 ほーけほきょへたな告白ほととぎす    右陣平さん


えっ!?
ホトトギスはうぐいすの巣に托卵しますが、鳴きまねもしてみせるんですか?!知りませんでした。念の入ったものですね。鶯がかわいそう。


29 雨止んでみどり眩しき木の芽摘む    ともこさん

食用に摘む木の芽と言えば、山椒でしょうか。山椒も若い小さいときは艶々していますね。それともウコギとか?雨に濡れてますます緑の際立って見える木の芽。手の中の緑をしみじみと眺めていらっしゃるのでしょうね。




[413] どうも 投稿者:おるか 投稿日:2025/05/28(Wed) 00:14  

山椒魚さん

>フランスにはホトトギスはいないそうです。


そうですね、たとえば、サンザシに西洋山査子があるように、近縁種はいるものですが、ホトトギスはそういう単語もないんですよね。不思議な力を持っているといわれたりする英語のmagpie カササギカラス がイメージとしては近いような気もします。

「巷に雨の降る如く云々」の詩の冒頭にランボーの言葉「巷に雨はしめやかに降る」がおかれていますね。ランボーとヴェルレーヌが手に手を取って逃避行した時代のロンドンは面白そうでしたね




[412] 緑 ホトトギス 投稿者:山椒魚 投稿日:2025/05/27(Tue) 09:54  

感想ありがとうござすます。
ホバリングはまさに五月病に罹った私の精神状態でした。
緑の勢いでこんなにも鬱々としたのは初めての経験です。

ヴェルレーヌの詩は私もほとんど知りませんが井伏鱒二の訳詞に

巷に雨の降るごとく
涙ながるるわが心
胸のさなかにしみ入りし
このおとろへよいかならむ
何の故にか悲しけれ
思い出すこともなしに

そーかーって感じですね。 なんとなくホトトギスをつけてしまいました。全く自己中的俳句でした。反省します。

フランスにはホトトギスはいないそうです。








[411] 感想ですV 投稿者:おるか 投稿日:2025/05/26(Mon) 21:07  



26 人もまた翡翠の如ホバリング    山椒魚さん

えっ!?人のホバリングって、どんなことでしょう?

ウロウロすることでしょうか?なにか精神状態のことでしょうか。

心の中で、中空にとどまっているような判断停止状態になっているとか?
むずかしい。




27 新緑も見よと枝張る桜の木   水種さん


ハハハ、桜の木にしてみれば、花見だなんだと根っこの上で騒がれて、いい迷惑かもしれませんね。葉を茂らせて、さぁ光合成にいそしむぞ!ってとこでしょうか。



30 声が枯れ愛も枯れたかほととぎす    右陣平さん

『鳴いて血を吐くほととぎす」正岡子規は「子規」と名乗った時点でそう遠くない自身の最期を思ったのでしょうか。不如帰の声は確かに切迫した響きがありますが、声が枯れるほど鳴くとはかわいそうなホトトギス。でも、愛が枯れてもちゃっかり托卵するんだもんね。



2 ヴェルレーヌ闇の静寂のホトトギス    山椒魚さん

ヴェルレーヌにホトトギスの詩がありましたっけ?  郭公は、鳴き声のまま coucou でかわいいんですけどね。「言葉鳴き恋歌」の中の「物憂き恍惚」に、葉から漏れる叫び云々の表現がありますが、それは、たとえば、「耳を聾するばかりの沈黙」みたいな逆説的表現の叫びでしたし。

闇の静寂にするどい叫びを幻視じゃなくて、幻聴した、というのかな。しかし、ほととぎすは闇の中で鳴くんですよね。逆説的表現じゃないとするとヴェルレーヌとの関係が寡聞にして知らないんですけど。実はあの時代の詩人はの中で、ヴェルレーヌ、一番読んでないんですよ。

ロベール・ド・モンテスキュー伯爵(プルーストの「失われた時を求めて」のシャルリュス男爵のモデルとも「さかしま」のデゼッサントのモデルともいわれる1900年のインフルエンサー的人物ですが)、彼は落魄した酔いどれの詩人を何くれとなく庇護し、書き散らしたものを恭しく額装したといいます。破滅型の詩人が好きでたまらない人っているんですよねー。





11 ほととぎす漢字多過ぎ季語多過ぎ    水種さん


わかります。おっしゃる通りです。 ただの鳥にこれほど多くの漢字や呼び名があり、これほどの思いを内包させるとは。
しかし、この過剰さが、まぁ文化でもあり、その、はたから見たらおかしいような思い入れが、面白みでもある、ということですかね…。






[410] 感想ですU 投稿者:おるか 投稿日:2025/05/24(Sat) 01:59  



時をゆたかに緑陰といふ居場所 真里子sann


緑陰という場所は、日常の世界とは少し違う時間の流れる場所かもしれません。現実的なあれこれとは別次元の時間が流れているような。
そんな緑陰に自分だけの隠れ家のような場所を持っていらっしゃるなんて、素敵です。

我が家の周りで、緑陰に潜んだりしてると熊に遭っちゃいそうですし




6 点呼したつもりはないがほととぎす    洗濯機さん



急にあちこちからほととぎすの声がしたのでしょうか。羨ましい。
ホトトギス、この辺りでは、ほとんど聞こえなくなりました。昔はたまに鳴いてたんですけどね。

たしかに、蜩や、他の鳥の声なども、シキボウが振り下ろされたように、突然にはじまったりするものです。ホトトギスの点呼…凄そう。




7 よんべより墓苑に一羽ほととぎす     九鼠さん

「よんべ」とは夜辺の音便でしょうか。夕べよりやや暗い時間のような感じでしょうか?ホトトギスは真夜中でも鳴きますね。闇の中に響く声を聴い手居ると、死出の田長と言われたことが、納得できる凄みがあります。




9 源平の海暮れなずむほととぎす    九鼠さん


ホトトギスというと深山幽谷に声を響かせている固定観念を持ってしまいがちですが、海浜にも鳴くんですね!
先に引用した額田王のうたのように、『ゐにしへを恋揺らむ鳥かほととぎすけだしや鳴きしあが恋ゆるごと」贅美を尽くし、管弦や短歌の世界に遊んだ華やかなりしゐにしへの平家の日々が暮れなずむ海の上に幻視されるようです。











[409] どうも 投稿者:おるか 投稿日:2025/05/23(Fri) 23:41  



ともこさん

ご連絡ありがとうございました。週末にはお天気がかなり悪くなりそうですしね。



[408] 無題 投稿者:ともこ 投稿日:2025/05/23(Fri) 12:49  

メールアドレスがわからず、こちらに書かせていただきます。
申し訳ありませんが、急用ができまして、日曜日の句会を欠席します。
よろしくお願いいたします。


[407] どうも 投稿者:おるか 投稿日:2025/05/21(Wed) 09:17  

ともこさん

からまつの林に入りて
からまつをしみじみと見き
からまつはさびしかりけり
旅ゆくはさびしかりけり   北原白秋

カラマツの林きれいですよね。上高地は夏はちょっと人が多いけど景色はすばらしいですね。
カラマツの林を歩くときは、つい白秋の詩を口ずさんじゃいますね。言葉のリズムが、歩くリズムとちょうどよいのですよね。
なつかしいです。



[406] からまつ 投稿者:ともこ 投稿日:2025/05/21(Wed) 07:48  

5 からまつの若緑遠く穂高見ゆ ともこ
感想ありがとうございます。
若い頃の上高地の思い出です。自分でも美化しすぎたかな、と。
今は北陸新幹線のおかげで長野が近くなりましたが、昔は遠い地でした。
数年前(コロナ禍前)、久しぶりに上高地に行きました時、からまつの松ぼっくりをひとつ拾って持ち帰りました。
中に種がはいっていたので、庭に埋めておいたら、5mくらいまで成長しました。
上高地での芽吹きは6月ですが、我が庭では3月に芽吹き、美しいみどりを楽しませてもらっています。
長野のような一日の寒暖差がないので、秋の黄葉は黄金色にならないのが、少し残念です。


[405] さきほどの 投稿者:おるか 投稿日:2025/05/21(Wed) 00:17  

先ほどの書き込み、

22番洗濯機さんの御句についての感想のおわりに

>夏の森夏の森当然ですから。どちらかで充分では>→なつのもりの木が緑なのは当然ですから

でした。

読み返すと勝手なこと言ってる気がしてきます。失礼申し上げました


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