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[468] 水族館句会八月 投稿者:おるか 投稿日:2025/08/15(Fri) 22:45  

水族館句会八月

兼題  残暑  蝉


1 古沢庵余さずに煮る残暑かな
2 蝉しぐれ抜けて明るきかずら橋
3 逢ひびきの隙間埋めけり蝉時雨
4 残暑の香赤子の夜泣きに起こされて
5 空蝉の山門を入る夢十夜
6 彫像の亀裂に沁みる雨残暑
7 つくつくし一歩に黙りて二歩に去る
8 暫くを現に戻り秋の蝉
9 法師蝉時間の隙を縫ふやうに
10 初蝉と声を合はせてからの恋
11 複雑なコード進行セミセッション
12 ひぐらしや泪はわけもなくあふれ
13 じつとりと居座る京の残暑かな
14 朝に夕蜩の声誘ふ声
15 意思のあるもののごとくに残暑あり
16 そぞろ神立つひぐらしの音の途絶え
17 初蝉や家計簿の隅日記欄
18 戸袋の奥に残暑の翳り在り
19 大花火空にとどまる残暑かな
20 地獄にて元気にあるはセミとガキ
21 落蝉のもういちど翔びまた落ちし
22 清張の鉄路いづこへ蝉時雨
23 老いの坂のらりくらりの秋暑し
24 蜩は耳から胸に這入りこむ



[467] 兼題 投稿者:おるか 投稿日:2025/08/04(Mon) 00:35  

八月の兼題は

残暑、そして 蝉 (蝉の名前 つくつくほーし とか蜩等もOK)

御投句お待ちしております


[466] 感想有難うございました 投稿者:山椒魚 投稿日:2025/07/24(Thu) 16:53  

何時も感心して楽しく読ませていただいております。
夜店といえば思い出すのは金魚すくいとひよこの温もりです。
実は箱釣もポイも知りませんでした。
ポイとは言い得て妙だと可笑しくなりますが夜店そのものが「切なくなる」気持ちもあります。





[465] Re:[463] 感想ですV 投稿者:ともこ 投稿日:2025/07/24(Thu) 10:29  

> 16 顔いくつ明けて千枚田の案山子 ともこ
> >千枚田の数多の田の面に案山子がうつっているのでしょうか。どこか昔物語のような光景です。
>
感想ありがとうございます。能登の千枚田を思いながら作りました。
大地震と豪雨で、千枚田も今では250枚田に。
今年も棚田のオーナー(田植えや稲刈りのボランティア)を募集していましたが、私の体力では厳しい・・。
たまにライブカメラをのぞいて、遠くから見守っています。

洗濯機さんの俳句に、毎回とんちんかんな感想を書き込んでしまい、すみません。


[464] 感想ですW 投稿者:おるか 投稿日:2025/07/24(Thu) 00:46  


3 顔中を青で隈取る夏芝居      九鼠さん

青い隈取ってことは怨霊でしょうか。夏らしく幽霊とか怪異のおしばいなのでしょう。真っ青な顔は相当怖そうですね。



8 夏シャツを試してみたら冬の顔     洗濯機さん

うーん、どういう状況かいまいちつかめていないのですが、夏物のカラフルなシャツを試着しては見たけれど、明るい軽やかなお召し物の上のご本人の顔は、かえって鼻白んだような「寒っ!」って表情をしていたってことでしょうか。違うかな。





10 その中の一つ小暗き夜店の灯     真里子さん

皓々と明るくともされた夜店の並ぶ中、一つだけ仄暗いお店があった。たしかに気になりますね。
どうしてなのでしょう。あまり明るい気持ちになれないのだろうか…などと妙に気をまわしてしまいそうです。



11 二の腕の打ち身の青く夜店の灯 おるか


売り物を手渡してくれた腕に、打ち身の跡があった。作業中にぶっつけたのか、よくあることなのでしょうけれど、何となく生身の生活感というか、生業の寂しさみたいなものを感じさせられました。


19 白茄子横顔ばかり浮かぶひと     真里子


…白茄子、ですか。思い出の中で横顔ばかりが思い浮かべられる人。きっときれいな横顔でらしたのでしょうね。白茄子のように白い横顔?




7 七夕竹流す子の顔美しき   織女さん


灯篭流しほど物悲しくはないにしろ、七夕竹を流すのも,やはり流し遣る事の哀れさがあります。薄闇の中に垣間見えた幼い顔の美しさに、ふと胸をつかれる。美しさと悲しみと。


13 人波にぽつりとひとり夜店かな    真里子さん


群衆の中の孤独、ですね。明るく照らされて楽し気な人々の中、ふいに自分だけが取り残されてしまったような違和感をおぼえる。わかります。



20 梅雨溢れ選挙ポスター口口口(くちです)   洗濯機さん


選挙ポスターのなかの貼り付けたような笑顔や、これでもかとばかりまともらしい表情。声高な主張や公約は、批判的に冷静に見ていきませんとね。






[463] 感想ですV 投稿者:おるか 投稿日:2025/07/22(Tue) 02:30  



16 顔いくつ明けて千枚田の案山子 ともこさん

案山子は久延毘古ともいいますね。 蛙の神様多邇具久とともども智慧の神様だそうです。
千枚田の数多の田の面に案山子がうつっているのでしょうか。どこか昔物語のような光景です。




21 恐ろしや面かえして薪能 山椒魚さん

薪能は各地で行われますが、金沢の百万石薪能は有名ですね。
面の仰いだりうつ向いたりの照り曇り等々わずかな角度の違いによる面の表情の精妙さにはすごみがあります。
揺れる炎の中のその表情に怖ろしいほどのものがあったのでしょう。わかります。



23 大花火見て来て顔を忘れをリ   織女


打ち上げ花火は江戸時代享保18年の墨田の花火大会が始まりだそうですね。当時、飢饉や疫病で大勢の死者が出たのでその慰霊と悪霊退散の祈りをこめてはじめられたといわれます。盂蘭盆の近い夏の行事には、火を持って霊たちを異界へ送る、という趣旨のぎょうじがおおいですね。

大玉の打ち上げ花火の華麗さ、音と火薬の匂い、たしかに悪霊退散に利きそうです。
工夫を凝らした大花火に、すっかり心を奪われた状態になっては、たしかに普段の顔をわすれてしまいそうです。






[462] 感想ですU 投稿者:おるか 投稿日:2025/07/21(Mon) 02:48  



1 むかし掌に夜店のひよこ温し居り     ともこさん

あー、ひよこ、かわいいですね。つい欲しくなってしまいますが、結局すぐ死んでしまって哀しい思い出になってしまうんですよね。

でも、ちょこちょこ走り回る可愛い姿、今でも目に浮かべることが出来ます。


作者も、掌の中のぬくもりを思いだされるのでしょう。生き物のぬくもり、命の温かさは、本当に愛おしいものですね。

「温し居り」は、「ぬくしをり」と読むのでしょうか。「温し」を過去形は「温かりけり」なのでしょうけど長いですね。なんとなくすわりがわるいので、よく「温きこと」とか、または強調して「その温み」とかしちゃいますけど。



22 あえかなる箱釣の波ポイの白     山椒魚さん


金魚すくいの浅い水槽の、あるか無きかの波に気づかれたのは発見ですね。その波のことだけに絞っても一句できそう。

そして、「ポイの白」。あの儚く破れやすい道具に「ポイ」という名前があることを始めて知りました。勉強になりました。

金魚のことを全く言わずにその周りの「あえかなるもの」のことを表現しているのも、凄い、とおもいました。




2 その後ろ狐塚ある夜店かな      九鼠さん

忽然と現れて一夜限りの賑わいに怪しく明るい夜店の魅惑。この世のものではない異界へ通じているような不思議な妖しさに魅惑されます。だから次の日の朝のひかりの中では、その幻惑は消えてしまっているんですよね。
その後ろに狐塚があるとは、夜店の異界性がひとしお感じられます。

恒川光太郎のデビュー作「夜市」はそんな異界へ紛れ込んでしまう幻想性を描きながら若々しく「仮往生伝試文」の古井由吉みたいな作家になるんじゃないかしらと期待したものです。ずいぶん多作みたいですね。古井由吉亡きあと、私の好きな日本人作家第一位は空位なので、早く誰か育ってほしいものです。



4 あがり来て素顔にもどる海女の磯    ともこさん

潜って漁をする大変なお仕事から戻られて、磯辺でやっと普段の顔を取り戻す海女さんの姿。私は眺めさせていただいたことはないのですが、きっとそのとおりなのだろうな、とおもいました。過不足のない表現です。上手い。




14 夢中夢の顔見えずして夏の月    山椒魚


夢の中で出会った人の顔が、それと見分けられないままに目覚めると夏の月に蒼く照らされていたのだった。夢幻能のような味わいです。
夢の中の人物の顔の見えないところが怖ろしいようでもあり哀しくもある。思いの深い一句。


[461] どうも 投稿者:おるか 投稿日:2025/07/21(Mon) 01:31  

九鼠さん

御親切なお言葉ありがとうございます。

いつもながら牽強付会というか思い込みで感想を書いてしまってるようで悩んではいるんですけど。

夜店の金魚やひよこなど生き物たちは、移動の時は、大変だろうなと思うとたしかにつらいかんじがしますね。
ペットショップをのぞくと、なぜかミーアキャットに服の裾つかまれたり、子猿に指つかまれたりして、邪険に振りほどくのも辛くてこまります。生き物は悲しくてこまります。


[460] おるかさんの言葉 投稿者:九鼠 投稿日:2025/07/20(Sun) 10:50  

作者の思い以上のものを届けてくださるおるかさんの鑑賞に
いつも励まされています。夜店から帰って寝床の中で、その時間も手足をばたばたさせている小さな者たちを思うと、切なくなります。


[459] 感想です 投稿者:おるか 投稿日:2025/07/20(Sun) 04:28  


18 泳ぐもの泳がせたまま夜店果つ    九鼠さん

洗濯機さんのご感想にもありましたが、「泳ぐもの」は金魚とか亀とかが一般的でしょうね。いつだったか、ひよこと一緒にアヒルの雛も売られていたのを見ましたが、泳げば泳げるのでしょう。

ともあれ、あえて「泳ぐもの」という茫漠とした表現にしたのは、金魚、亀等々だけではないのかな、と考えさせるためでしょう。
世の中を泳ぎ渡るのは、お魚ばかりではないってことですね。夜の闇の中にほんの一時明るく灯る夜店。そこに置かれたひと時の慰めの品々も、そして人も又、寄る辺なく流されてゆくものなのでしょう。


5 顔なき家顔なき人や茄子剥く    洗濯機さん

顔とはなんでしょう。ペルソナ?社会的な顔?、それらしい顔を貼り付けて何故か安心する。
家にも顔がありますね。人相とおなじように家相というのもあります。
新興住宅地の、よく似た建物に同じような階層の人たちが住むところでは、さすがに際立った印象のない顔のない家もあることでしょう。そして、出る釘は打たれるとばかり無難で平均的な顔を外に向ける人々。何気ない日常を積み重ねてゆく安らぎと倦怠の中、茄子の紫が目に沁みる。


17 怒り顔よき男出て夏芝居       織女さん


憂い顔が美しい美女といえば西施が思い浮かびます。
笑顔は誰しも魅力的ですが、憂い顔はそうはいきません。まして怒り顔が良いとは、相当な美男なのでしょう。

夏芝居は、素人の村芝居なのか、歌舞伎などの夏の興行か決まっていないようですが、この句ではなんとなくそんなに本格的ではないような、素人の演劇みたいな印象です。まぁ大根だろうが何だろうが、きれいな顔を眺めるのはそれだけで十分楽しいですからね。お芝居きっと成功ですね。





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