2007年09月30日(日)

  31日まであればいいのに、、。9月も終り、大丈夫か〜引っ越し!火曜と水曜は夜まで仕事なので今日と明日の2日間で準備を完了しないと。ガンバレ自分〜と早起きするが、昨日の疲れが出てどうにも動けず、思わず日記タイムです。
  昨日の上田はよかったです。土地の感じも、そして、信濃デッサン館も、槐多庵も、無言館も、そこで働く人達も、すべてが素晴らしかった。キッドアイラックアートホールの活動にしても「日本の文化の良心」と思うことが多いけど、どれも館長の窪島さんあってのものなのだなと、あらためてしみじみ感じました。すべての表現(社会的な活動も含めて)とは、個から始まるということが少しも損なわれることなく、個の匂いを失わずに成長し、確かなものに発展している。そしてこれからも成長を続けるんだろうな。ガウディの教会みたい、、、。
  ダンスはというと、思ったよりも動けたけど、思うようには動けず。膝以外に、体のコンディションには相当改善の余地があることを再認識したので、そういう意味ではよかったです。器にブレがあって水が入らないみたいな、そういう感じをなんとかすれば、いろいろ入るようになるのでは。
  久しぶりに山あいの静かなところに行ってみて、そういえば数年前からずっと行ってみたいと思っていた場所のことを思い出す。光の作品を創る美術家のインスタレーションがそのまま建築物になっている所。「光の家」という場所で、新潟の山の中にあった記憶が。ところが、その美術家の名前を忘れてしまって、好きな作家だったのになあ。でもレオナルド・ダヴィンチが思い出せなくなったこともあるので、驚くほどのことではないさ。あっ、タレル?ジェームス・タレルかも?


 2007年09月28日(金)

  なんだか久しぶりです。運動会の後、例年通りの「新潟日帰り墓参りの旅(車よ、もちろん)」でくらくらに疲れ、やっぱ一日に10時間運転するのはきついなあと思い、その後も依然として引っ越しの準備に追われる日々です。
  この家に越して来た時にろくに整理もせずにエイヤッとまとめて持って来ていたかずかずの古い物を潔く捨てているつもりが、目の前には荷造りした段ボールの山。こんなにたくさんの物がこんどの引っ越し先に収納できるのだろうか。そして、自分はなぜこんなに物が多いのだろうか。と、反省する側から、ルームメイトが残していった自転車を修理に出して持っていくことにしてみたり、これだから物がちっとも減らないのでござる。
  その自転車は、代理店がなくなって、今はもう日本に入ってこなくなったそうで、好きな人にはたまらないものらしく、自転車屋のご主人が目を細めていました。だけど、この8年、ほとんど雨ざらしだったのですっかりぼろぼろで、直すか捨てるかは微妙。ご主人が、懐かしい昔馴染みに会ったみたいな表情で部品の型なんかについて「今はもうこういうのはないんだよね」と説明してくれるのを聞いていて、よく考えてみたらルームメイトがこれを買ってから20年は経っていると思い当たり、いつの間にこんなに時間が経ったんですかね。もう一度乗れるようにするにはスポーツ車の新車が買える程の費用がかかるけど(最近自転車ってけっこう安くていいのがあるもんね)、疎大ゴミにするにはしのびなく、修理を依頼。ご主人の「こりゃあ大変だ」が混じったちょっと嬉しそうな顔が印象的でした。最近、捨てたり、捨てたり、捨てたり!だったので、直すとかそういうの、気分的にも嬉しいです。そうそう、これまた長年使っている作業台や椅子にペンキを塗り、また気持よく使えるようにしたんだけど、これも心暖まる作業でした。
  引っ越しまであと1週間を切り、ちょっと焦り気味ですが、明日は上田の「信濃デッサン館」に行きます。日常を離れて踊れるなんて嬉しい、と密かに思っていたりして、やる方がそれでいいのかなあ。「日常を離れ」るのは、お客さんの特権なのにね。


 2007年09月23日(日)

  早いものでもう秋のお彼岸。昨日は運動会のお手伝い。例年通り音響係です。わたし意外は全員「音は出るべき時に出て当然」と思っているのも例年通りで、しかし、それぞれが、ちょうどいい音量や、ちょうどいいタイミングをイメージしているはずなので、そういうことを説明してほしいんだけど、その説明の必要性をどうしても理解してもらえず、時間の都合で事前の打ち合わせはなし。いつどのタイミングで出せばいいのよ〜オレ心の叫び。そして、競技と音源のナンバーと照らし合わせて、いきなり音を出す度胸いっぱいのオレ。ドンピシャならいいんだけど、競技の流れの変更くらいは伝えといてくれないと様子を見るにも限界があり、大幅に外すこと数回。嫌ですね〜。音を愛する者としてはグッタリです。
でも、音の出るタイミングや、それがカットインかフェイドインかとかを気にしている人はいなく、つまり、そういう要素が整ってはじめて音はちゃんと聴こえるのになあ。ただただ「大きく聴こえていればいい」。これは、ダンスの世界ではあり得ない話で、ダンスの世界と運動会は別物だとはいえ、音はあまねくいいタイミングで適度に流れるべきだという考えには変わりはないんだけど、相手がそれを望んでいないのゆえに如何ともしがたいのでした。まあ、コンサートじゃないんだし、そもそも拡声器だし。
この数年でだいぶ慣れてきましたが、教育の現場で音がこういうふうに扱われていることにたいしてはやはり残念だと思う。しかし音饗機材をちゃんとするには莫大な予算がかかり、現実的には不可能だというのもわかります。だからこそ、せめて、音を出すタイミングだけでも最善を尽くしたいんだけどね。だって、音がいい感じで入ってくると空間ってすごく変わるものなのよ。てなことを、たぶん、教師の側があまり体験したことがなく、いい音というのはコンサート会場などの特殊なところにだけあるもので、日常には無関係だと思っているところが問題なのかも。わたしが考える「いい音」とは、しっかりした音饗設備がなくても、音を大切に扱う態度から生まれる丁寧で適度な空間もあるということなんだけど、そういうことを言っていると理屈っぽくめんどくさい人ということになるようです。


 2007年09月17日(月)

  もくもくと片付け。ときどき途方にくれながら。押し入れの上段から古い手紙の束が出てくる。古いといってもこの20年分。古いか、充分。もう名前も忘れてしまっていた人からの、丁寧で心のこもった文面を見て、自分がすごく雑に生きて来たような気になる。一生懸命やってきたつもりでも、人の気持に疎かったり気付かなかったりしたことも多かったようだ。と反省しても取り返しはつかないので、静かにそういう自分を見つめるだけ。
  食欲がないので、朝、昼、晩とおかゆを食べて過ごす。それでも、ちょっとだけ、と思って水割りなども。やっぱ夜は何か飲まないとね。
  信濃デッサン館「槐多庵」の雰囲気がわかる資料をお願いしたところ、図面を送ってくれたのですが、構造が複雑でぜんぜんイメージが湧かない。困りました〜。渋い感じなのか、明るい感じなのか、そこら辺が知りたいんだけど。なぜかというと、衣装を普通の服のラインにするか、変な衣装っぽい物にするか、会場の雰囲気がわからないと決めにくいのです。まあ、2種類持っていけばいいんだけどね。あと、靴をはくか裸足でやるか、とかも、、行ってみるまでわまらないってことですね。衣装といえば、そろそろチュチュ地獄に突入しなくては。そして今月中にチビコの振付けを全部やってしまわないと。焦ります〜。間に合うのか、自分!


 2007年09月16日(日)

  なんだかどんどん片付いていく。ほとんどすべての棚の中がすでにからっぽ。そして、ほんとうに山のようにあったダンス関係のビデオも、後は作品で使った映像の素材VTRを残すのみ。長年捨てられなかったカセットテープも、ようやく捨てる決心がついた。かなり細かく音を録音して作っていたりした頃のものがどうにも捨てられなかったんだけど、これまた山のようなテープをきちんと整理する時間はもう自分には無い。こんなにたくさんのカセットテープをゴミにだしていいんだろうか、とちょっと不安になり、区のゴミの分別のしかたを調べたら、特に量に限りがあるとは書かれていなかったし、カセットテープは不燃ゴミと明記されているので問題ないのでしょう。ほんとにねえ、ずいぶんといろんなものをためこんでいたものです。迷っていたブ−ツも、履き心地が好きじゃないので、捨てるもの袋にいれました。ちなみに革靴は、不燃ゴミです。あと、レジ袋も不燃ゴミなんだって。これは知らなかった。可燃ゴミだとばかり思ってました、ごめんなさい〜。
  そうそう、カビてしまってもう見れないと思っていた最初のソロ公演のビデオのバックアップが出てきて、それは無事だったので、おそるおそる見てみると、まだ音楽のことも空間のことも何にもわかっていなくて、ただ溢れるような思いだけで踊っていて、しかもその踊りは自分で思っていたよりもだいぶ下手で、この公演の時は、いろんな先輩方が随分誉めてくださったので、そう悪くはなかったと思っていたけど、今見てみるとそう良くもなく、これからは自分も若い人に対してもっと寛容になるべきだと思ったりしました、、。それにしても、20年で多少なりとも学んだり気付いたことがあってよかった。ダンサーのピークは30代とかいわれるけど、わたしみたいに踊りの下手な者は時間をかけて多くを気付き、表現に幅を持たせるしかないんだろうな。あれから20年経ち、だんだん年寄りになってきましたが、年寄り臭くはならずに感覚を磨いてやりたいことを続けていこう。もし生涯かけて思うようなところに到達できなかったとしても、それはそれでいいです。こういう気持になれたのが、今回の引っ越しの一番の意味かも。


 2007年09月15日(土)

  正確には今は16日ですね。朝4時なので。昨日は夕方から具合が悪くなり、ずいぶん早くから寝てました。で、ずいぶん早く起きちゃったの。20年ぶりくらいの友人に会う約束だったのに敢え無くキャンセル、残念なことでした。引っ越しとか、もろもろの疲れが出たって感じかな。おっと、まだこれからなのに〜。
  迷っていたダイニングテーブルは結局捨て、カーペットを剥がし、2階で使っていた作業台を降ろしてみる。別の部屋みたい〜。猫達が落ち着かない様子で部屋の点検。なかなか居場所が見つからないようだ。そうだよ、これからもっと環境が激変するんだから、こういうことにちょっとは慣れておかないと。変化の練習。
  トレーニングが必要なのはわたしもで、ストレスなく変化に対応するには、今よりもっと快適で心地よい環境を自分で作っていくしかない。新しい所に行けば、こういう良い点が待っているよ、と前を向かせるわけです。新しい所は、、、今より狭く、今より都心からも駅からも遠く、今より建て込んでいて、、オーマイゴッド!、コンビニが近い、敷地内駐車場付、朝日が入る、、、。
  なかなか良い点を絞り出すのは難しいですが、じっくり落ち着いて自分らしく暮らせれば、それがなにより。一日一日を雑にしないで大切に過ごそう。


 2007年09月13日(木)

  いやあ、今日はほとほと疲れました。朝6時半にふとトイレに起きた所、玄関の天井から水が漏れているのを発見。うう〜、寝たの3時半なのに〜、気付かなきゃよかった。数年前にも同じような水漏れがあり、それは2階の排水が原因だったので、いそいで2階の人に連絡。するとほどなく水道屋さんや工務店の人などがぞくぞくと(3人だけどさ)集合して、わたしにとってはまだ早朝の8時前から水漏れの原因を調べるべく、玄関のすぐ隣の台所の天井に穴をあける作業が始まったのでした。天井の板を電気ノコギリでカットすると驚くほど木屑が飛び散り、さっきいれたばかりのわたしのコーヒーに、もれなく木屑がッ。いきなり始めないで、すこしは片付けさせてよ。カバンも椅子にかけてあった上着も、何もかも木屑のホコリまみれ。うう〜。台所でその騒ぎなので、コーヒーをいれ直すどころか、食事を取ることも出来ず、午前中にしようと思っていたことも何も出来ずに、困りました。仕方のないこととはいえ、あと1ヵ月待ってくれればよかったのに。この期に及んで、水漏れとは、設備の悪かったこの家の象徴のよう。原因はどうやら、雨漏りらしい。ここのところの激しい雨が外壁の隙間から天井裏に吹き込んで、玄関上の屋根裏に溜まって漏れ出したということみたい。つまりそうなると、2階の人の責任ではなく、この家の問題なのでは!ということで今度は不動産屋に連絡。やって来た担当に人に事情を説明し終って時計をみたら12時。水漏れな6時間でした。


 2007年09月12日(水)

  いろいろばたばたしていてこのところ日記を書く余裕もなく、夜になってごはんを食べたら倒れて寝てしまう日々が続いていました。今日は夜中に復活。ニャン。周りに集まって寝ていた猫達も復活。人馬一体。じゃなく人猫一体。
  今日、チビクンは生まれて初めて牛肉を食べ、そしてクリームコロッケのクリームも舐め、それが実に美味しかったらしく、食後の落ち着きぶりがいつもと全然ちがい、そうか、たまにはお肉も食べなくちゃね。
  上田の信濃デッサン館でのパフォーマンスの詳細が決まりました。最初は音楽家がもうひとり参加の予定だったのですが、パーカッションの風巻隆さんとのデュオという形になりました。20年くらい前に同じ場所でやらせていただいた時も風巻さんとのデュオだったので、なんというか、タイムスリップ?っぽくもあり、そして、20年経ったことをしみじみと感じることになるような気がするデス。風巻さんとはけっこう頻繁に一緒にやっているようでいて、たぶん4年ぶりくらいで、たいてい他に参加する人がいたので、風巻さんにいわれて気がついたんだけど、ふたりでやるのは94年以来らしい。えっと、13年ぶり、ですね。、、、だいぶ長く生きているなあって感じがしてきました。


 2007年09月09日(日)

  なんか、はかどらず。もっと片付けたいのに。もう片付けるものがないのか?いやいやそんなことはあるまいさ。
  パスポートの更新に必要なものを確認しようと電話で問い合わせたら、担当の女性がものすごい早口で、こんなの完璧に聴き取ってメモできる人って何人くらいいるんだろう。みんながその内容をすべて承知していれば可能だが、すべて承知なら電話で確認する必要はない。タイムでも取っているのでは、とマジ勘ぐったことであるよ。
  事務的な能力の器が極端に小さいので、引っ越しの様々な手続きにパスポートの更新が追加になっただけで脳が静かにパニック。加えてインターネットの手続きとかしたら、もうぐったりしてしまいまして、夕方から静かにビールなど。おほほ。ぜんぜん知らなかったんだけど、引っ越したらプロバイダ−を変えなくても、メールアドレスは変わっちゃうのだそうで、それって実に不都合極まりない。でも、電話線と組になっているので仕方がないそうな。そして、説明のお兄さんに勧められるままソネットをやめて、ビッグローブに新規加入することになりました。ソネットでもどのみちアドレスが変わるのなら、もういいや、と思って。わたしのまわりではビッグローブを使っている人はあまりいないのでぜんぜん馴染みがありませんが、知識もないので、判断の基準もない。ほんとにね、わからないことだらけで、このお兄さんがひとりうちにいたらどんなに便利だろう、と思いましたが、実際うちにいられても困るしお互い。
  めずらしく食欲減退の秋で、お昼に作った栗のパイの残りを食べたらおなかいっぱい。虫の声がやかましいほどで、なんでも中庸がよいとはこのことか。たぶん違うと思うよ。
  いま、いちばん迷っているのは、別に好きじゃないけどそこそこおしゃれでたいして履いてないブーツを捨てるかどうするか、と、今使っているダイニングテーブルを捨てるかどうするか、ということ。ああ、一日迷ってこんなことも決められないなんて、ほんとに器が小さいことであるよ。


 2007年09月08日(土)

  せっかく寝てたのに、チビクンに足を噛まれて目が覚めちゃいました。今、夜中。ギークンも小さい頃は噛みつきキャットだったので、年齢的なものだと思うけど、それにしても最近のチビクンはひどい。噛みつくうえに引っ掻きキャットでもある。台所で洗い物をしていると、嬉しそうにわたしの足元に小さなおもちゃを持ってきて、足を障害物にみたてておもちゃをお手玉みたいにしながら爪を出して足にからみつくので、引っ掻き傷が〜。チビクン、痛いです〜。
  今日、引っ越し先の鍵をもらって、ちょっと荷物を入れてみたりしたら、なんだかリアリティがでてきました。猫のことを考えて間取りを選んだので、ひとりで住むにはちょっと広すぎるような気もするけど、生活用品を全部入れたらけっこうギュウギュウになるんだろうな。
  新しい畳の匂いがして、これから秋だし、ここでおいしいものを作ったり、本を読んだり、ダンスの計画をたてたり、ヌイグルミを創ったりしよう。近くに大きな公園があるのは地図で知っていたけど、車で通りかかったら、そこは予測を遥かに超えた大きな森のような公園で、落ち着いたら、散歩をしたり木を眺めに来よう。
  先のことを考えると心細くてしかたがなかったけど、なんの根拠もなく大丈夫な気分がでてきて、そういえば、もともと自分ってこんなふうに楽天的だったんだな。久しぶり、自分。先のことがわからないのはたぶん今だけじゃなく、生きているとは本来そういうことなのだろうし、わからないからこそ今を精一杯紡いでいく。がんがろうね自分。生きているのはやっぱり楽しい。


 2007年09月07日(金)

  台風も過ぎ、過ぎてしまうと数時間で過去の出来事だ。すっかり水浸しになった河川敷を横目で眺めながら、多摩堤通りを下って芝居の稽古場へ向かう。いつも途中で道がわからなくなり、やっぱり今日もわからなくなった。でも!道に迷ったくらいで死ぬわけじゃないし!と自分を落ち着かせ、そうしたらふと目の前に目印の交差点が出現し、何がなんだかわからないけど無事に行きつけてよかった。20分の遅刻。ごめんなさい〜。こんな人こそナビを買うべきなのでは。
  芝居は、なんだかんだといううちにだんだん本番が近づいてきたけど、なんだか妙に落ち着きはらっているので、主演の女性に「舞台に慣れていらっしゃる」とかいわれてしまい、そんなことないんですよぜんぜん。慌てたりうろたえたりする理由が見つからないだけで、つうか、自分のじゃない作品に出るのはホントに何年ぶりかだし、パスポートも切れてたし。
  膝は相変わらずなのだけど、自由に踊りた〜〜い!と思っていたせいで、即興で踊る仕事を思わず引き受けてしまいました。大丈夫なのかなあ。あんまり動けないのに。長野の信濃デッサン館というちいさな美術館でのパフォーマンスで、20年位前にもいちど踊らせていただいたことがあり、なんだか断る気になれなかったのですが、ちょっと不安ではあります。膝の事情は説明してあるけど、ろくなことが出来なかったらそんなの言い訳にもならないしね。でも、ケガから9ヵ月もたってこれなので、完全に良くなることはない考えて道を探していくべきなのではと思い始めていたところだし、音楽を担当する方たちが素晴らしいので、ダンスがすっと脇に控えていても成立するのではというのもあって、再開への第一歩としてはいい感じなのではと思っています。日程は9月29日、時間などちゃんとわかったらお知らせします〜。


 2007年09月06日(木)

  ゆるゆると接近する台風を警戒して、今日のフローティングは休みに。こんなこと、初めて。でも、稽古をしている間に帰りの電車が浸水するとか停電するとか、そういうことがあってはまずいので。
  コツコツとビデオを整理し始めたところ、呆然とするほどの量だと思っていたのは取り越し苦労で、案外、舞台の本番を撮影したものは少なく、作品の中で使った映像の方が多かったりもして、まあ、完璧を求めなければ案外すんなりと片付きそうだ。いっぱい作品を創ってきたつもりだったけど、こうしてみると案外少ないんだなあ。舞台の写真などもかなり処分して、すこし身軽な気分さ〜。たぶん、もういちど冷静になって捨てるものを選別しなおすといいと思う。まだ、執着がありそう。
  今日がこんなお天気でなければ、新しい部屋の鍵を取りにいって、掃除をして、最初の荷物を入れるつもりだったけど、そして、あしたもすごく雨な感じらしいので、それなら家でビデオの整理でしょうか、って、明日は芝居のリハでした。うう〜〜〜。じゃあ!あさってこそ!鍵を!!ちゃくちゃくと前へ進め自分。がんばれ自分〜。今が時期だ〜。と、はげます自分。ぜんぶ自分。そんな今日このごろ。


 2007年09月05日(水)
 近づいてくる台風のせいか体調悪し。こんな日は誰でもだと思うけど、ぼ〜〜〜。珍しく食欲もなく、晩ごはんもお菓子をつまんでお腹いっぱい。もっともカロリー的には一食分を軽く超えていると思うけど。恐るべしお菓子。
  携帯を変えたら、それはお財布携帯というもので、いったいどうやって使いこなせというのでしょう。スイカ(カタカナで書いてごめん)でさえ持ったことがないというのに。そして、電話の着信がわかりづらくどんどん留守電に入ってしまって逆に不便。そして、その他の何もかもがよく理解できず、電話やメールですらかなり億劫になってきましただ。すごく便利っそうなものなのに、どうもぜんぜん馴染めそうにない。ああ、だれか手取り足取り教えてほしい。こんなものをどんどん使いこなしている世間の人々って、なんてすごいんだろう。キュウチャ〜〜〜ン!

 2007年09月04日(火)

  うーん、なぜっ!火曜日というと毎週必ず残暑が酷暑なのでありましょう。チビッコダンス、暑いじゃん。だれに愚痴るわけにもいかず、このやるせない思いを日記にぶつけてみるのさ。空気がこもって地球上の厳しい環境ベスト(じゃないっ、ワースト)5に入りそうな、この稽古場で振付けをどんどん創るオレって、すごい。とでもいわないと気が遠くなりそう。っていうか、今日はほんとうに気が遠くなっていて、手足の筋肉がつるし(あ、手足の筋肉がつるのは、けっこうまずい兆候なのです)、家に帰ってから倒れました。でも水分(ビールだけど)をとってしばらく寝たら復活したので生命ってすごい、、、。
  今日から小学生のチビッコのソロの振付けに入る。自分がソロダンス中心なだけに、ソロを創るのは好きです。ひとりひとりの個性や反応をしっかり見ながら創れるし、ダンスのテーマなんかもソロだと伝えやすい。空間の使い方も、ソロだと微妙な違いが実感出来ておもしろい。たとえば、同じ動きでも正面に出てくるのと、斜に出るのでは、まったく意味がちがってくる、とか。
  うちのチビッコ達、ほんとうにそれぞれが個性的でイキイキしていて、選曲もかなりドンピシャだったような気がする。それぞれが少し緊張しながら踊る喜びに輝いていて、こっちも熱が入る。もちろん年齢も経験も立場も違うので、こちらはチビッコを効率良く教え、技術を伝え、精神的にも成長するのをサポートしなければならないんだけど、深い繊細な世界を一緒に探っているようなところがあって一対一はやはり楽しい。その場でコミュニケーションをとりながら創っていくのは、出来上がった作品を移すのとはまた違った作業です。『マーチングマーチ』とか、『夢のお馬車』とか、こどもらしい可愛い踊りなんだけど、チビッコが真剣に立ち、自分の力で理解し表現しようとする姿に、センセイはうっとりです。


 2007年09月03日(月)

  ビデオの整理に突入。そういえば半年位前、古いダンスのビデオの整理をしかけたけど、DVDレコーダーの調子が悪くなったりして何となく途中で挫折していました。ずぼらなのでレコーダーを修理に出すでもなく、もしかして自然に直っていればいいなあ、なんてあり得ないよね。とりあえずハードディスクに落とさずに直接DVD-Rに録画するなら問題ないことがわかったので、こつこつと整理。湿気の多かったこの家のせいで、かなりのテープが黴びてダメになってしまい、この際、全部ディスクに落としてしまうつもり。コンパクトにもなるし。
  黴でダメになったと思っていた30年位前のカロリン・カールソンの日本公演のビデオのバックアップが出てきて、そちらはちょっと黴びているだけで再生可能。古い物へのこだわりがほとんどなっていた今日この頃だけど、これはやっぱりちょっと嬉しい。それにしても、バックアップをとっておくなんて自分らしくなくブラボー自分。
  空気がすっかり秋で、光の明るさや風の肌触りから、ふと大学4年生の秋を思い出す。季節の匂いが強い時って、簡単にタイムスリップできるなあ。いろんな秋があったけど、20数年前のこれからどうなるかまったくわからない秋のはじまりが、今の自分にいちばんぴったりとリンクしている。
  そうそう、今朝片付けた戸棚の中の本は、ほとんどが大学時代からずっと持っているもの。少し読んでそのままになっているものも多く、せめてこれらの本だけでも一生が終る前に読み終わろう、と妙な決心をして、すべて持っていくことにした。


 2007年09月02日(日)

  きのうはひとりでワインを1本あけてしまい、ちょっと二日酔い。やっぱりかなり落ち込んでいたようで、どんどん飲んじゃったんだよね。どうも最近ワインならグラス2杯程度、ビールならショート缶2本までが適量。おとなしい人生です。
  そういえば、処分するCDを選ぶために聴いていったところ、かなりいいものが発掘され、これなら新たにお金を出して買っちゃうのではというものもずいぶん混じっていて、エイヤッと捨ててしまわなくてよかった。ダンスに使えるかというところが判断の基準なんだけど、普段の生活の中で聴くのにすごくいいものもたくさん見つかり、日頃リラックスして音楽を聴くことなど実はあまりなかったので、この引っ越しを機に音に対するスタンスも変えてみようかしら。そして、この際、というのもなんですが、生活全般に対するスタンスも変えてみたいような気がする。具体的に何をどう変えたいのかはわからないんだけど、今まで以上にマイペースになれればいいなあ。今までだって相当マイペースなのでは、と思われているでしょうが、実際はかなりいろんなことに動揺しやすく自分を失いやすいタイプなので、落ち着いて見えても脳のどこかが常にパニクッているようなところがあり、そういうところを何とかしたい、この際ですから。


 2007年09月01日(土)

  すごく気分が落ち込むのはどんよりしたお天気のせい?涼しさにもすっかり慣れ有難さ半減、ずうずうしいものです。
  携帯メールが送信できない理由が今朝になって判明。送り先を電話番号とメールアドレスのなかから選択する画面があり、今まで使っていた機種ではそういう作業は必要なかったので見過ごしていたのでした。たぶんすごく基本的な何かが間違っているんだろうと思っていたけど、ここまで基本的な何かだったとは。じつに自分らしい。
  古いダンスの資料を整理していると、どんよりした天気にこじつけきれないほど気分が低下。でも気分が良くても悪くても、やめるわけにはいかない。とりあえず箱に詰めていずれ何とかしよう、という気になれないのは、今きちんとする必要があるからなのでしょう。こういう時こそガンバレ自分。この先もガンバリ続けたいのなら、今ここでしっかりしなくては〜。



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