2008年01月31日(木)

 夜になってだいぶ落ち着いてきたチビクン。トイレで辛そうにする回数も減り、お腹の傷もあまり気にしなくなったみたい。お腹を舐めだしたら縫い目を指でそっと覆ってやって「ここは見ててあげるから打丈夫だよ」と言うと、自然に他の場所を舐め始めるので、今のところ、糸も解けてないし、カラーを外したのは大正解です、ふん!昨日の怒りがまだ残っているのさ。動物の辛さに配慮してないあの感じ、やっぱり嫌だ。動物だって、絶対、先生たちが自分の気持ちをわかってくれてるかどうかは感じ取っていると思う。
 あらためて入院費の明細をよく見ると、退院する日の朝10時からわたしが迎えに行った12時までの「預かり料半日」というのもきっちり計算されていて、確かに預かってもらってはいるけど、ここまできっちりした料金の病院は初めてで、チビクンが楽々と帰ってきたなら気にも留めなかっただろうが、今となってはこういうところも気に入らない。このままチビクンが元気になって、来週の月曜に抜糸をしたら、もうこの病院には行かない。
 今日、オレ企画オレデザインの看板が完成。小さいものも含めて全部で4カ所に設置。ああ、うっとり。かわいい。サインデザインなんて恐れおおい!と思うのは今でも同じだけど、今回の自分のコンセプトはけっこういい感じで形になっていたでござる。情報を強烈に伝えるのではなく、なんかよくわかんないけどかわいい感じがする、ってやつです。今の段階ではただの自画自賛なので、実際にそういう目で見てもらえるかどうか、きっとじわじわと結果がでるんだろうな。
 とにかく、がんばってきたものが形になったことが嬉しくて、とりあえずその場で一緒に喜んでくれる人がいなかったので、設置の業者さんに向かって「かわいい!ありがとう!嬉しいですバンザーイ!」と小躍りしてみたところ、業者さんもすごく嬉しそうで、ああ、もっと看板が作りたいぜ!なオレでした。


 2008年01月30日(水)

 チビクン退院。だけど、不安がいっぱいです。なぜなら、退院してきたチビクンは、お腹の傷を舐めてしまうからと、首にカラーを巻かれており、体を舐められないことと、動くたびにカラーがガサガサすることのストレスでほとんどパニックに近く、そのうえ膀胱炎みたいな感じのトイレの状態。これはおかしいと病院に電話すると「もう少し様子をみてください」。
 先生の指示に反してカラーをすぐに外すと、だいぶ落ち着いたけど、半日経ってもやっぱりトイレは変わらない。電話ではらちがあかず、再び病院に行くと、痛み止めと炎症を抑える注射をするといわれ、副作用がないことなどの説明を受けて一応納得。
 しかし、いままで、避妊手術でこれほど大変な思いをしたことはなく、どうしても病院に対する不信感はぬぐえない。だいたい、今時、抜糸の必要のある糸で縫う獣医さんっているんだろうか。病院に行くだけでたいていの動物はストレスを感じることを考慮して、わたしなら絶対に抜糸の必要のない糸を選ぶ。ナナちゃんの時だって一日の入院で、まったく普段と変わらない状態で帰ってきたし、もちろん抜糸の必要もなく、傷をぜんぜん舐めなかったのは違和感がなかったからだと思う。チビクンの「縫い目」はいかにも違和感たっぷりで、これでは猫なら誰でも糸がほどけるまで舐めてしまうだろう。だからといって、猫に一週間もカラーをつけておくというのも、わたしには理解できない。毛繕いがまったく出来ないことが、猫にとってどれほどのストレスになるか、考えただけでも恐ろしいくらいだ。チビクンは入院していた3日間、そのストレスにさらされていたわけで、カラーをはずすと、狂ったように全身を舐めていたもん。病気の治療のためというならわかる。だけど、避妊手術でなぜここまでのストレスをうけなければならないのか。チビクンが傷を舐めないよう決して目を離さないことにし、カラーはもう付けないことに決める。注射を打って数時間経つけど、トイレの状態はあまり変わらない。みんながチビクンに寄り添って寝たり、そっと舐めてあげたりしていて、今は落ち着いて寝ているけど、はっきり言ってわたしは怒っている。
 最初にこの病院に行ったときに何となく感じた不安は、気のせいじゃなかったんだ。これで、チビクンに何かあったらただじゃおかないから。動物によけいなストレスを与える病院なんて、冗談じゃない。


 2008年01月28日(月)

 チビクン入院。ポピュラーな避妊手術といっても、全身麻酔なので緊張。先生から「0,006%くらい麻酔を打った直後に亡くなってしまうケースがあります」とか説明されちゃうと、チビクンもオレもドキドキ。2時からの手術で、今、2時15分。連絡がないのでとりあえずチビクンは0,006%には入らなかったってことです。よかった〜。キュウチャンもギークンもナナちゃんもなんなく無事に済ませた手術なのに、なんだか今回は心配。末っ子ってこうなのかなあ。病院に置いてくるときにいつもおとなしいチビクンがオ〜〜ンオ〜〜ンと大声で鳴いてその声が病院の外まで聞こえていたので、よけいに不安が煽られちゃったかもかもかも。同じ避妊手術でも病院によって入院の日数とかも様々のようで、ナナちゃんの時は手術日当日一日だけの入院だったけど、チビクンは2日間。うーん、2日は長い。家の中も静かすぎる。
 ところで、今回お世話になることにした病院は、家から車で5分程。動物って突然具合が悪くなることがあるので、近いということを最優先にしたんだけど、不安がひとつ。動物病院としては規模が大きく、5人の先生がローテーションを組んで勤務しているのです。チビクンの場合は前回の診療に立ち会ってくれた先生が手術をしてくれることになったけど、どの先生に診てもられるかわからないというのは、飼い主としては正直不安です。これまで動物病院にはすごく恵まれていて、世田谷のハシモト先生も、その前にかかっていた渋谷のツチダ先生も、本当に親身になって丁寧に渾身の治療をしてくださって、猫たちも先生のことを動物なりに信頼している感があったので、今回の病院のシステムだとどこまでそういう信頼関係が築けるか、わたし自身、自信がないのかも。


 2008年01月27日(日)

 日曜だが、仕事の文章書きの続き。あと一項目まとめれば終わるんだけど。なかなか。いろいろ考えていて、結局、自分の人生を貫く価値観を再確認するようなことになり、ふと、20代初めに読んで感動したリルケの『体験』という短編を思い出す。
 主人公が木の下に座って目を閉じていると、ふいに周囲の世界が実にリアルで生き生きとしたものとして感じられる。それは五感が統合されて一体となる感覚で、そういうトータルな感覚こそが真の体験と呼ぶべきもので、そこにこそ生きていることの実感がある、というようなことが、わりかしさらりと描かれたものなんだけど、自分が人間の生のなかに求めていることって、つまりそういう「体験」なのではないかと、あらためて思う。
 チビッコの中に見ているものも、上手とか下手とかではなく、その子の中で今どういう「体験」が起こっているかということだし、自分がダンスに求めているものも、まさにそれ以外のなにものでもない。思わぬところから自分再発見の旅。あ、旅じゃない。まあ、今書いている文章には、自分の意見を書くわけじゃないんだけど、自分がぼやけているよりはいいっす。ね。
 ダンスといえば、最近、振りを作るとか、構成することにかなり興味がなく、踊っている人の中で何が起こりどう広がっていくかということがほとんど全てだ。どうしたらその人がもっと楽に自由に広がるか、あるいは深まるか、つまり楽しめるか。稽古場でもそういうことしかやってないし。
 ダンスって訓練の極致みたいに思われがちだけど、それってダンスから最も遠いもののような気がしている。習慣は感覚を鈍らせるし。自然の成り行きの結果としての鍛錬はもちろんあるんだろうけど。
 ワークショップの企画を考え中ですが、訓練じゃないところから生まれるダンスってどうなんでしょう。3ヶ月くらいのそういう「訓練しないワークショップ」で、最後に公演をするのって無謀かなあ。うん、無謀かも。矛盾〜。


 2008年01月25日(金)

  昨日ゆっくりしたので今日は元気いっぱい!と思ったが、やっぱり時間が経つにつれどんどん疲れてきて、一日が終わる頃にはもうヘロヘロ。
 今日のフローティングは、久々に妙でした。あ、わたしがです。何をやりたいのかよくわからないことをやっていて、終わった今になって考えると、なかなか深い意味があったような気もするけど、とにかく暗中模索な稽古でした。でも、意外とこういうのもおもしろいのかも。だって、自分にわかることなんて、たいしたことじゃないっていうか、もうわかっていることじゃん。という気もする。まあ、よくわからない稽古に参加する方は大変なので、すまぬことです。
 仕事で明日までに必要な原稿がまだ出来ていなくて困る。パンフレット的な用途の文章なので、客観的で簡潔で説得力がないといけないんだけど、なおかつ読む人の心を捉えるものにしたいし、難しいですね。もうちょっと文章力があればなあ。
 文章力といえば、小説家の友人がいて、彼女からくるちょっとしたメールとかが、すごく心に響く言葉で綴られていて、さすがプロ。わたしも日常に自分の専門分野であるダンスをちりばめて周囲の人の心に響いてみたい、、、なんちゃって。つうか、ごはんを食べてる時の手の動きとか、ちょっとした動作が「すごくきれい」といわれることはわりかしあります。そう、真に受けるタイプです。それはともかく、今のところ専門分野を活かす機会があまりないので、看板のデザイン作ったり、文を書いたりと、専門外分野で頑張らなくてはならない不遇の舞踊家オレ。これもきっといつかダンスに活きるはず(そ〜かなあ?)、ガンバレ〜。


 2008年01月24日(木)

 久々に思う存分グッスリ寝、起きたらお昼。おお。
 休みの日はごろごろせず、好きなことをして活動的に過ごす方がリフレッシュできるとかいうけど、疲れすぎている場合、話は別だね。どうやら風邪もひきかけているみたいだし、ものすごくごろごろの一日。猫達を観察していると、起きてご飯を食べ、棒をねだってひとしきり遊んだ後は、全員死んだようにぐっすり。ふうん、キミタチ毎日こんなふうに過ごしていたんだね。今日は、まさに猫レベルですオレ。
 久しぶりに仕事に関係なく旅行にいくことになり、友人と「どうする、どこに泊まる?」などと相談しているうちに気分わくわく。遠足の前のチビッコの気分。旅行にはほとんど興味がなかったんだけど、意外と慣れると楽しいものだったりするのかもね。よく,母が、カバンや洋服を買うときに言い訳のように「旅行に行くときにいいと思って」言っていますが、ちょっとそんな気分もわかるかな。
 そうこうするうちにすっかり日も暮れ、今更ながら掃除機でもかけようかなあ。
 台所からポリポリとかわいい音が聞こえて来、昼寝から覚めたギークンが早めの夕食タイムです。


 2008年01月23日(水)

 いやあ、今日も疲れました〜。雪も降ったしね。世田谷の猫達はどうしているかな、なんてことはもう考えないことに。考えても仕方がないことだもん。オトナです。
 チビクンのママであるおめんちゃんや、他のキャット達は3年くらい前の大雪の日にぴょんぴょん庭を飛び跳ねていて「さすが動物!」と感心していたら次の日から全員がひどい風邪をひき、死にかけ、大変なことになったのでした。あの時は必死で捕獲して入院させたり、毎日抗生物質をごはんに混ぜて全員に食べさせたりで、なんとか快復したけど、野良の平均寿命は3年ともいうし、冬の寒さで亡くなる子も多いのでしょう。たまの雪は何となく嬉しいけど、どこかできっと寒がっているみんなのことを思うと、早くやんで、積もらないで、と願ってしまいます。
 チビクンはすっかり落ち着き、来週の月曜の手術までいい感じでいけそう。市の補助金制度を使おうとしたら、病院で「すでに予算を使い切っているので来年度までは補助金は出ないみたいですよ」と言われていたのですが、手術待ちをしている間に補助金交付のお知らせが届き、どうやらキャンセルがでたらしいです、そこの病院は避妊手術費用が4万円で、わたしの猫歴では最高額なので、5千円の補助金でもウレシイ〜!
 チビクンがいつものチビクンだと家中が平和で、みんなが集まってぐうぐう寝ていたりするのは、ほんとにいい風景です。我愛ス静ケサヲ。わたしも猫達も。


 2008年01月22日(火)

 今日は疲れました〜。朝から夕方までチビッコのクラスが続いた後、夜は大人のクラス。家に帰り着いたら夜11時。「チビク〜ン、ただいま〜」といったつもりが、声出てないじゃん。
 途中何度か「もう限界」なところに来るんだけど、頑張っちゃうんだよねえ。とくに大人のクラスでは、なんでかしらないけど、もしこれが最後のレッスンになっても悔いがないようにと、今自分がわかることをすべて伝えていて全力投球です。といっても、わかる時はわかるけど、わからなかったら全然わからないかもしれないようなやり方なので、どうなんでしょうか、、、、。あっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ←チビクン書。
 こういう頑張る感じって、もはや自分のためではなく、相手のためですらなく(もちろん現実的には、相手に応じた相手のためのレッスンなんだけど)、別の何かに捧げているものって感じがしてくる。


 2008年01月21日(月)

 猫ってものは、なんだって毛足の長いものの上を選んで「ゲー」をするのでしょう。ムートンの敷物とか、絨毯とか。猫が吐くのは普通のことなので、慣れてはいるけど、毛足に入り込んじゃって、そうじが〜。それなのに絨毯をくんくんかいで、「ママ〜、ここ、臭い〜」と言わんばかりにつぶらな瞳で見つめられてもねえ。
 夕方、雪がちらつき、おお、冬!そうだよ、今日は大寒、一年でいちばん寒い日なんだよね。昨日の日記で、リラックスする方法がないと書いたけど、天然のハーブから抽出した化粧水があったのを思い出して使ってみたら、うっとりするほどいい香りで、ものすご〜くリラックスできました。
 先週、チビクンがシーズンに突入。しまった、また出遅れた〜!いそいで病院に電話したら手術の予定が満杯で28日まで待つことに。他の病院をあたろうとすると、にゃんと、「今の状態で手術すると出血が多くなる危険があるので、刺激を与えてホルモンをいったんおさめて、28日くらいに手術をする方がいい」と言われました。そうなんだ〜。
 刺激を与えて、というのは、つまり疑似妊娠状態にするということなんだけど、個体差もあるらしくなかなかうまくいかなくて、2回通院し4日目の今日、やっとおさまりました。うーん、ホルモン恐るべし。 この子このまま死んじゃうのではと思う程、切なげに鳴いてみもだえしていたチビクンが、いつものチビクンにもどってみんなと一緒に寝ています。
 ナナチャンの時もキュウチャンがそっとマウントしたりしていましたが、今回も、「もうこの状態には耐えられない!」とみんなが思った頃、キュウチャンがチビクンにマウントしたりして、形だけなんだけど、キュウチャンありがとう〜〜(わけわかりません)。そして、やっぱり何事も後手後手のオレ、ごめんねチビクン。てなわけで、めでたくチビクンもオトナの女になり、しかし体は相変わらず小さく、名前はこれが正式名称なので、生涯「チビクン」なのです。


 2008年01月20日(日)

 まだ噛めません。あ、歯です。神経を抜くのがこんなに大変なことだとは。このアレルギーっぽい感じも、歯のせいかも。ふだん絶対に飲まない痛み止めとか化膿止めとか飲んでるし。
 仕事がたまりにたまっているので、休みも何もあったもんじゃなく、しかし、一日中働き続けることは出来ないものですねえ。体力的にも精神的にも限界ってありますね。
 なにか効果的なリラックス方法があればいいんだけど、案外貧乏性で気が小さいので、仕事がたまってる状態ではゆっくりお風呂に入る気分にもなれないし。衝動買いとか。でも、それって後でがっくりくるし。いちばんリラックスできるのが好きなように踊ってる時だったりするので、今のところ、ちょっと希望ないですね。
 この間、夜寝るときに、ふと「もうこのまま目が覚めないかもしれない」と思い、もちろん特に死にそうな予感があったわけではないんですが、確実にいつかはそういう時がくるんだな、と心底実感したので、それからは毎日、今出来ることは全部してから目を閉じようと思うようになっていて、だからよけいに忙しいのかもしれないです。


 2008年01月18日(金)

 やばい、アレルギーっぽいです。このところやけに急がしく半徹夜な感じが続いていたせいかなあ。今年は花粉も3倍だというから、今のうちから体調を整えて備えないと。歯医者に行ったらずっと治療中だった奥歯の神経を抜くことになり、ガーン。わたしの奥歯がついに無神経に!麻酔がぜんぜんかからなくて、素人目にも、そ、そんなに、、、と思うほどの注射を打ち、恐怖でした。痛み止めがきれちゃったので、今ジンジン状態。ん?無神経なのに痛い?よくわかりません。
 先日、新しい猫じゃらしを購入したところ、黒猫チームの動きが飛躍的にアップ。棒の先にキレイな色の羽が付いているものなんだけど、黒チームは羽が好きみたい。ギーもナナもすごく高く飛ぶようになりました。しかし、飛んでいるときは、羽のことしか見てないので、意外に危険。空中で体を複雑にひねって飛ぶので、予想に反してわたしの方に落ちてくることがあるんだよね、ギーとか落ちてくると怖いです。だってすごい衝撃なんだもん。一昨日かな、ギーがわたしの顔に向かって落ちてきて、くちびるの内側に爪があたりました。今、腫れてます。
 そういえば、最近お酒を飲んでないなあ、と数えたら、すでに12日目で、おっと、このまま断酒か?疲れがたまっているのもあって飲む気にならなくて、それにしても大人になってこんなに連続してお酒を飲んでないのは初めてなのでは。そして、飲まなくなってみると、飲まないことが普通になるからびっくり。習慣になってることって、案外どうでもいいことだったりするのかも。良い習慣を身につけましょう、みたいに思いがちだけどさ、習慣って過ごし方が自動的になって楽だというだけで、身につけない方が人生が自由なのかもって気もします。


 2008年01月14日(月)

 今朝、妙に早く、まだ暗いうちから目が覚めてしまって、布団の中でギークンを撫でたりしていると、ものが動く気配に敏感なチビクンがすぐに起きてきて、「棒振って」鳴き。応じかねていると部屋の隅にかけてあるコート類にバリバリ爪を立ててよじ登りだしたので、思わず厳しい声で注意。ふだん声を荒げることがないので、チビクンはびっくりしたらしく、それでも訳が分からず数回「バリバリ→いけませんチビクン!」を繰り返したら、すっかりおとなしくなってしまって、逆に「いいすぎてごめんね、チビクン」。
 猫がものによじ登るのなんて子供のうちだけなんだから、好きなようにさせておこうという教育方針?だったのに、ちょっと自分が眠いくらいでこんなもんです。余裕がないときの態度で決まっちゃうよなあ。
 猫も「悪いことをしてやろう」と思ってるわけではなく、たまたまそこにあるのが庭の梅の木ではなく(世田谷の庭ではみんな梅の木のてっぺんまでバリバリ登ってました)わたしのよそ行きのコートだっただけで、登りたいという本能を否定するのでないなら、登られて困らないようなものを用意しておけばいいだけの話で、それをしないでチビクンの本能を押さえつけているわたしは単に感情に流されているだけだ。
 トラブルって、相手の立場になって考えてみると、自分の感情の問題に過ぎなかったりする。相手の行動のなかに見える主張を否定しないのなら、どうすればストレスなくその主張を成就させることができるかを考えればいい。と、思ってるんだけど、ほんとにね、眠いくらいで、、、。
 他に人間がいれば逃げ場があるけど、わたしがチビクンにとって唯一のよりどころの人間なのだから、この人、気分次第で厳しく怒るかもしれない、というストレスは与えたのが悔やまれる。
 猫を飼うからには、こっちの都合で寂しい思いをさせたりストレスを与えたりしてはいけない。猫ごときに、と思われるかもしれないけど、一緒に生活していて辛い思いを一度もしなかったという生涯を送ってほしいと思っているので、もっと人間的に成長しないとオレ。


 2008年01月12日(土)

 いいクリーニング店を見つけると、なんだかすごく得した気分になりません?
 優柔不断な性格のせいもあって、引っ越してからクリーニング店を決めかねていたんですが、ちょっと家から遠いけど良さそうだな、と思っていたお店に行ってみたら、久々にヒットでした。もちろん出来上がりを見たわけじゃないんだけど、預けた時の対応で店の技術って何となくわかるじゃないですか、この店は信頼できる!たぶんどんな汚れでも落としてくれる。
 これほどのヒットは、昔、渋谷にすんでいた頃に通っていた東北沢のカラキヤさん以来。あのお店も技術がすごくてシルク素材の衣装に付いたファンデーションとかわけのわからない黒い汚れとかも完璧に落としてくれて、普段の洋服でそれほど複雑な汚れが付くことはないけど、このお店があると思うとすごく安心でした。
 ここに越してきて、ずっと使っている猫のポリポリがどこにも売ってないし、いい喫茶店もないし、ケーキ屋さんも花屋さんも、好きなタイプのパン屋さんもなく、ガックリ生活でしたが、今日はちょっとごきげんです。


 2008年01月11日(金)

 ナナチャン!きみまでジャンプですかぁ!
事故の後遺症?で普段から高い所に登ったりしないナナチャンが棒とともに連続ジャンプ!だ、だいじょうぶか〜?みんな日々運動能力が開発されていくのであります。お、毎日たゆまぬ努力を重ねるってこういうことなのか。猫に学ぶ。
 仕事場の看板をリニューアルすることになり、ふと、「なにか可愛いイメージキャラクターがあるといいですね」と言ったところ、イラストレーターを持っているのがわたしだけだったので必然的に原稿を作る係になってしまい、昨年暮れからこつこつと家でキャラ作り。
 今日、デザインの打ち合わせだったので、作りためた数種類のキャラといくつかのデザイン案をデータに起こしていく作業で一昨日から半徹夜。お肌が〜〜。デザインといっても自分のチラシとか、ぬいぐるみのタグ程度のものしか作ったことはないので、はっきりいってど素人。イラストレーターだってうまく使えないし。でも、どうしてできなくて、いったんあきらめたイラストレーターの使い方が今朝仮眠をとっているときに突然ぱっとひらめいて、やってみたら思い通りのことができ、これは仕事抜きで嬉しかったですねえ。
 サインデザインというジャンルがあるくらいだから、業者さんのデザイナーに任せるべきなのだろうけど、どんな看板を作りたいかじっくり考えてみると、それは、看板らしくない看板。つまり、ぱっと見て情報が的確に強烈に伝わるというより、ふと目に入ったときに何となく可愛く素敵な印象を与えることができるもので、「この道を通ってこの看板を目にするのは好きだな」程度の淡い印象を与えるようなもの。
 それで、素人が生意気だと思いつつもデザインを作成したわけですが、名前とか極端に小さい文字にしてみたところ、それは実際、非常識なほど小さかったらしく、営業マンのひとが、「ぜんぜん大丈夫ですよ〜」とにこやかな笑顔でひきつっていました、、、。
 夜、久しぶりにテレビを見たら「銀座の母」が芸能人の手相をみていて、「あんたは絶対商売をしちゃだめよ、破産するから」といわれていた人と同じ線を自分の手に発見。がーん。そもそも看板に「淡い印象」とか求めるようじゃ儲からないってことですなあ。


 2008年01月10日(木)

 年末からの「チビクン猫棒ブーム」がエスカレートして、家に居ると常に棒を振らされている今日この頃。チビクンが遊びたい時に棒を振らないととても不満そうでなおかつ悲しそうな声で鳴くので、振らざるを得ず。しかし、チビクンが遊びたい時というのは、チビクンが寝ているとき以外ずっとなのでした。はあ〜。手が〜〜。
 すごいですよ。チビクンの運動能力。棒の動きを追って垂直に1メートルくらいは軽々とジャンプ!連続10回はいけるのさ。もちろんチビクンが遊んでいると他の3匹も集合。順番待ち。
 最初はチビクンのものすごいジャンプに気後れして遠慮がちだったギークンが最近では連続ジャンプをするようになり、これがなかなかすごいです。ギークンはプロレスラーのようながっちりむっちり型で、とてもジャンプしそうには見えないのに、7回連続はいける。ど迫力。
 ナナチャンは交通事故の子で、蝶骨にプレートが入っているので、ジャンプは出来ないみたいなんだけど、スパイダーマンばりの筋肉で地を這うように激走。
 キュウチャンは、みんなの素早い間についていけず、ほとんどはじっと見ているだけなんだけど、10回に1回くらい我慢できずに思わず、って感じで飛び出してくるようになりました。キュウチャンがんばれ〜。
 4人(あ、匹)が満足するまで棒を振るのは不可能に近く、我欲ス自動棒振り機ヲ。


 2008年01月04日(金)

 今日から仕事です〜。にゃんとペンキ塗り。古くなった水場にペンキを塗って明るい雰囲気にリニューアルするという計画が昨年暮れから進んでいて、昨年の仕事納めもペンキ塗りだったのでした。
誰かがやらなきゃならないんだし、ものがキレイになるのはいいことだし、そういう手作業は嫌いじゃないから引き受けたけど、なかなか大仕事でした。
 ペンキって、塗る前の準備が大変なんだよね。剥がれかかった古いペンキを落としたり、水回りのほとんど石化した汚れを取ったり、腰痛に拍車が、、、。んで、今日は下地は出来ているのでそれほどじゃないと思ったけど、どうしてどうして。コンクリートに細かく走るひび割れを埋めたり、なんだかんだでぐったりです。古いものをキレイにするのって本当に大変なのでした。
  というわけで、今年は例年よりはるかに早くおとそ気分が抜け、なんか働き者気分。


 2008年01月03日(木)

 箱根駅伝〜〜。なぜ手元にリモコンを置いて寝なかったのさオレ。やっぱり小一時間かけて起床し、、、、。
 早稲田は残念ながら2位に終わり、でもにゃんとすばらしいことであるよ。そして、途中棄権の学校が続々。どうしたことであるよ。涙。
 感動の2日間も終わり、一挙に平日気分。おっと、初詣に行かなくちゃ。やっと筋肉痛も治まって普通に歩けるようになったので、除夜舞以来、久々の外出。近くの大きな神社でお参りするが、ずらりと並んで次々と参拝する人の中に柏手を叩くひとがいない。あれ、ここ、神社でしょ。いいんだよね、二礼二拍手一礼で。ふと不安になりながらパンパンとしたら、なんか中途半端な音になり、だめじゃん自分。やるならきっぱりらなくちゃ。それにしても、あの神社には何か特別の由来があって手を叩かないとか?そうだとしたら、わかりやすいところに書いてあるよね。
 夜、弟の一家と落ち合って食事。焼き肉。ものすごい量のカルビをどんどん焼いていく様子に愕然オレ。食べ盛りって、こういうものなのね。おっと、弟はもうぜんぜん食べ盛りじゃないじゃん。どっちかっていうとすでにメタボ世代だ。帰りに弟の家に寄り、今人気のwii(ウィーってこういう綴り?)にトライ。うーん、世間の人々はこんなことをして遊んでいるのか。弟一家は、「ほんとうに汗をかくし、体が鍛えられる気がする」、と健康面を考慮した上ですっかりこのゲームのとりこ。
 ゲームとしてはすごくよく出来ているし、たしかに汗もかくだろうが、その汗はあくまでもバーチャルな汗って感じ。もし体力アップとかが目的ならその辺の道を歩いたりする方がリアルな体には効果的だ。偏屈なようですが、体をベースにした仕事に人生を捧げているので、それくらいのことは云わせてもらってもいいよね。


 2008年01月02日(水)

 今日もまた、「箱根駅伝が〜!」の目覚め。しかしやっぱり腰が激痛で起き上がれず。ギークン、テレビ、、。
 小一時間かけて起き上がると、まだ3区だったのでバンザーイ!今年は結構早稲田がいい感じではあ〜りませんか。この時ばかりは愛校心めらめら。えんじ色とかも、すごくいい色に感じられます。やっぱスポーツはえんじよねえ。
 おっ、なんと、小涌園前で駒沢を抜いて!トップに立ち!12年ぶりの往路優勝!やっほ〜〜〜!
なぜこんなに駅伝が好きなのかというと、駅伝の根底に「決してあきらめない」という精神が流れているから。うん、決してあきらめないんだよね。言葉でいうのは簡単だけど、現実には大変なことで、まあ仕方ないかな、とか、とりあえずこの辺で、とか思いがちです自分。
しかも、上位の大学だけでなく最後の一校まですべての選手が決してあきらめず、走り続ける。そうだよね、優勝できるから決してあきらめないんじゃない。たとえ今、最下位でも、絶対にあきらめちゃいけないんだ。
 今回、ゴールのわずか数百メートル手前で痙攣を起こして倒れた順天堂の小野君だって、走ることが出来なくなったあの状態でも決してあきらめてはいない。きっと来年以降につなげてくるはずだ。
 さらに、栄光が個人のものでないところがすごい。個人の功績がチームや学校や駅伝全体の伝統に捧げられていて、だからこそ、足がつろうと、ひとりひとりが陸上人生のすべてをかけて、時には神が降りたような力を見せてくれるのだと思う。
 人生こういうふうでありたいものです。


 2008年01月01日(火)

 目が覚めるとすでに正午を回っており、箱根駅伝が?!が、腰が激痛で起き上がれない。ギーチャンに「テレビつけてきて」といってみたり。しかし、実際にテレビをつけてみるとやっているのはニューイヤー駅伝で、箱根って明日からでしたっけ。いろいろぼけてる初春の朝。
 昨日の「除夜舞」は、ほんとにいろんなジャンルのいろんなひとがいろんな表現をくりひろげ、いまどき珍しいくらいディープな一夜でした。メジャーな表舞台にどんとでることがなくても自分の表現に誠実にこつこつとやりつづける、そういうことの尊さっていうか。30年この企画を続けているガンさんブラボー。
 10年ぶりとか、20年ぶりとか、そういう人にたくさん会い、みんなそれなりに年を取っていて、なおかつ全然変わらなかったりもして、長く生きるのは、おもしろいでござる。結局朝まで飲んで、イヨッハッホッ!
 自分のダンスは、膝が心配で直前に胃が痛くなりそうなほどだったけど、なんとかやりたいことは出来たかな。右膝を床に着かずに踊るのが必須条件なのですが、わりかしそういうことが気持ちの負担にならなくなってきたので、動きの制限とかも別にいいや、という感じ。もうね、気にしてもしょうがないことは気にしないことにしないとね。
 てなわけで、あけましておめでとうございます。今年もよろしくです〜!

[INDEX] [2008.02] [2007.12]
[2007.09] [2007.08] [2007.07] [2007.06] [2007.05] [2007.04]  [2007.03]  [2007.02]  [2007.01]