2008.04 


 2008年05月08日(木)*パニック

 やっぱり風邪だ、ギークン。尋常じゃないくしゃみだもん。一晩たっても相変わらずパニックで行動力皆無なオレ。朝から呆然。
 やることリスト。1、車をなんとかする。2、ギークンを病院に連れて行く。キュウチャンも連れて行きワクチン接種。3、明日締め切りの文章と、紙もののデザイン3点を作る。
 ほら、3つだけだよ。がんばれ自分。ううっすでに胃が痛いです。


 2008年05月07日(水) *パニック

 車の調子が悪いと思っていたら道の真ん中で止まり、ハザードを出して静かにパニクっていたら通りがかりの親切なおじさまに助けられ、なんとかエンジンをかけてもらい、修理屋さんに持っていき、半日経って「治りました」と言われて乗って帰ったら1キロくらい走ってまたまた止まる。アクセルを離すとエンジンが止まっちゃうので、常にアクセルを踏みながら左足でブレーキをかけつつ、ストレスいっぱいになって帰宅すると、ムートンのマットの上に誰かが大量にゲーをしていて、がーん。最近お腹が悪そうだったギークンだろうか。しばらくしてギークンが激しいくしゃみ、風邪なら大変なことになる前に病院に行かなくては。よく見ているとチビクンまでくしゃみ。がーん。このふたりは赤ちゃんの時に風邪で死にかけているので、要注意だ。が、車がないと足がない。連休明けにキュウチャンのワクチン接種にも行く予定だったのに。おまけに猫の缶詰が切れていて、腹ぺこキャット達の悲しそうなまなざしに見つめられながら急いで近所のスーパーへ。
 車が壊れて猫が病気かもしれないだけだが、パニック。そのうえ、自分はへとへとに疲れていてお風呂に入る気力もなし。家に持ち帰った仕事もたまってるし。パニック度100パーセントで、自分もスイッチ停止。しっかり自分〜(ダメかも〜)。


 2008年05月06日(火)*ねこ

 昨日かな、ふとつけたテレビで「初めて飼う人向けの猫種はスコティッシュフォールド。性格が穏やかで飼いやすい」と言っているのを聞き、うんうんそのとおり、と満足オレ。うちのキュウチャンはスコティッシュですからねっ。
次々にうちに来た猫達がみんな仲良しで喧嘩もなくおだやかに暮らしているのも、先住猫でいちばん年上のキュウチャンの性格によるものが大きいと見ているので。
 あまりにおっとりして穏やかな性格に、最初は、ほんとにキミは猫かいな、と驚いたものです。わたしが他の子を可愛がってもすねないし、ひがまない。多少留守がちになってもまったく根に持つ様子がない(猫ってわりとそういうことですねたりするんですけど)。他の子がキュウチャンのおもちゃで遊んでも、気にしない。キュウチャンのお気に入りの椅子に座っていても、嫌な顔ひとつせずすんなりと別の場所を探す。できたお人じゃ。
 そんなキュウチャンがチビクンに飛びかかる時があり、それは、チビクンがハンガーにかけて収納してあるわたしの洋服に駆け登ろうとする時。チビクンがバリバリと爪を立てて登るので洋服の収納カバーがボロボロになってきて、チビクン登るのはやめてください!と毎回さけんでいたのがキュウチャンにわかったらしく、チビクンが登りたくてむずむずしだすたびに「ミャッッ」といさめて軽く猫パンチ(キュウチャンにあんなキビシイ声が出せるなんて、、、)。おかげで最近ではチビクンもすっかり登らなくなり、猫のしつけは猫に任せるのが一番。
 いちど、閉め忘れた窓からキュウチャンがベランダに逃亡した時に、するすると出て行くキュウチャンの後ろ姿に続いて「キュウチャンが行くなら、わしらも」と、ギークンチビクンが次々に出て行き、もちろんすぐに全員捕まえましたが、そういう姿を見ていてもキュウチャンがみんなの元締めっていうか「にいちゃん」なのでしょう。かっこいいっキュウチャン!ビバ!スコティッシュフォールド!


 2008年05月02日(金)

 家にいたら生協の宅配の勧誘の人がやってきて、生協って何種類かあるんですけど、その生協はわたしがここに引っ越すまでの20年あまり加入していた生協で、これがなかなか良かったんですよね。少人数の家庭に対応した少量ずつの企画や、ちょっと割高でも安全で質のいいものを集めたカタログがあったりして、生鮮食品も加工食品も調味料もすべてがとてもおいしくてすごく気に入っていました。のですが、ルームメイトと一緒に加入していた関係もあって引っ越しを機に退会。
 引っ越してからは、なんせガスレンジも置かない簡易生活だし、食品が毎週決まった日に届くということだけでも今の自分にはストレスになりそうなので、当分加入はしないと決めていて、加入の意志がないことをことわったうえで、「説明だけでも」という勧誘の人にちょっぴりお付き合い。でも、説明ったって、もしかしたらわたしのほうが詳しいかもしれず。
 話を聞いているうちにだんだんいろいろな食品のおいしさがよみがえって来て新鮮な野菜や大好きだったお菓子や加工食品や調味料が頭の中を走馬灯のように駆け巡り「何もかも本当においしくて、スーパーで売ってるものとはぜんぜん違いますよね!!!!!!」と20年分の感動を思わず吐露したところ、商品の説明をしようとした相手から逆に商品の良さを熱く語られるとは!と面食らったのか、「そこまでわたしたちをわかってくださって愛してくださるのなら、ぜひ一緒にお仕事しませんか?」と話が意外な方向に展開。
 いま、別の「お仕事」をしているので、ちょっと無理なんだけど、もしかしてわたしってこの生協の営業をしたらけっこう成績いいのかも。


 2008年05月01日(木)

 今日から。日付は5月で、わたしは時計が出たきた神蔵さんで、これから出かけるのはガソリンが値上がりした社会です。ん?。。。
 最近また超夜型で、朝起きれない。寝ている間に猫チームは一回朝を迎えているらしく、起きると部屋のそここに大暴れの痕跡が。たとえば台所の壁に吊ってあった小さな造花がリビングに落ちていたりして、どうやって持って来たのさ?
でもね、わたしが起きるころには全員2度めの爆睡タイムに入っていて、ムートンの敷物の上に集合して猫玉になってます。毛皮ON毛皮。豪華。
 先日の「うかぶおもい」で、アファナシェフのモーツアルトで踊ったためかすっかりモーツアルトづいた今日この頃(って、昨日からじゃん)、実はそれほどモーツアルトファンではないので、あまり音源持ってないんですが、アシュケナージのCDとホロビッツのCDでたまたま同じ曲が収録されているものがあったので聴き比べたりしています。
 いまさらながら、演奏って表現ですね。おもしろい。同じ曲目なのに、別の価値観、別の世界が展開している。
 ホロビッツの無邪気さは年齢によるのでしょうか。子供のような勢いと潔さには迷いがない。対してアシュケナージはドアを開いて来るものすべてを受け入れるような空間を創っている。ピアノの音質自体もここまでソフトでいいのか?と思うほどで、いったいどんなタッチで鍵盤に触れているんだろう。以前は、アシュケナージのこの演奏がなんだか凡庸なものに思えていたけど、これはすべてを受け入れて包み込む「答え」だ。「それでいいんだよ」「あるがままで」。
 ホロボッツは「問い」。なぜ世界はあるの?なぜ人は生まれて来るの?と、無邪気に核心を突いて問いかけてくる。だけど答えなんか求めてなくて、実は自分の中に答えがすでに在るのを知っていて、くるくるとからからと笑い、生を楽しんでいる。つい昨年までこの同じ音源をもっと情緒的なものとして捉えていたのを思うと、聴いているわたしのほうも随分変わったのでしょうね。

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